澄み切った青空

 昨日、今日と、朝、澄み切った青空が広がって気持ち良いです。昨年はちょうど今頃マラウイにやってきましたが、同じように澄み切った青空が広がり、雨はたまにスコールが短い時間に降ることが数回あった程度で、そのまま涼季、乾季に入りました。昨日あたりから乾季に向けて天気が変わったような気がするのですが、天気予報を見ると週末ぐらいから天気が悪くなるようなのでまだなのかなとも思ったりもします。澄み切った青空が広がると、見頃が終わりつつある赤いアフリカンチューリップや黄色のカッシアが非常に映えています。カッシアやアフリカンチューリップはシティセンター周辺がよく整備されていて特に綺麗です。ただし、シティセンター周辺は政府施設も多く撮影禁止のところもあるので、要注意です。

カッシア

アフリカンチューリップ

メイズ、まもなく収穫シーズン

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メイズ(トウモロコシ)ですが、まもなく収穫の時期にはいりそうです。写真は職場のメイズ畑です。南部では2月に水不足だったせいで不作が懸念されていますが、リロングウェ市内は見えている範囲では大丈夫そうな気がします。

目茶苦茶アバウトなドアの鍵

IMG_4000 今日、職場から帰宅しようと、荷物を部屋においてドアの鍵を施錠しようとしたのだけど回らない・・・ つまり施錠出来ないということ。実は以前にも今年に入って同じことがあって、このときは、部屋が施錠されていて入れず荷物を部屋に置くことが出来ずに、部屋の中にあった弁当箱を置き去りにして、よりによって3連休前に帰ったことがありました。このときは、不在の間に鍵を交換したのかと思って激怒したのですが、ドア鍵が不調のためだと連休明けにわかりました。

今回は、自分で鍵を開けて入って荷物を置き、帰ろうとして施錠しようとして鍵が回らない状態。今日は帰りが午後5時と遅い日だったので、もうすでにスタッフとか帰宅しているので、どうしたものかと思ったのですが、たまたま今日に限って偶然、ドライバーを持参していたので、とりあえずドア鍵を外してみることに。非常に適当なつくりでドライバーでネジをはずしたら目茶苦茶簡単にドア鍵部分が取り出せて、鍵を入れてカチャカチャ少しやったら回って施錠出来ようになりました。でもネジをしっかり締めすぎると鍵穴と鍵の位置がずれて鍵が入らなかったりと目茶苦茶適当な作りで、正直また起きる気がするので、頭が痛いです。ドライバー常時持ち歩かないとまずいかも。

マラウイでは、金目のものがある部屋は、鉄格子(バーグラバー)のドアが二重に取り付けられて大きな南京錠で施錠されています。
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欧米人のアフリカ旅行スタイル

 今朝、出勤中にリロングウェ橋のところで、欧米人旅行者グループの乗車する大型バスを見かけました。大型バスというか、大型トレーラーの2階建て構造で2階の屋根付きオープンシートのような構造になっていて、バスというよりはクルーズ船に近いような雰囲気で欧米人が高い位置から外を眺めてました。ちょうどサイトに写真があったので参考までにリンクしています。写真は車の上ですが、見かけたときはもちろん、旅行者は、車の中です。24人乗りのようです。

 旅行会社のURL(http://www.oasisoverland.co.uk/)が車に書いてあったので、サイトをみると、長期のクルーズ感覚の旅のようです。今回見かけたのがどのツアーかわかりませんが、例えば、リロングウェ出発で、最終目的地が南アフリカのケープタウンで35日間といった感じです。料金は、450ドル?(ビザ代は別)となっています。周遊する国はマラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカとなっています。料金が非常に安いのは、旅程の90%以上がキャンピングで、平均して最低2回の食事付きだそうです。あとは飛行機代とか別ですので、出発地集合、到着地解散となります。日本人だと旅費はなんとか大丈夫だとしてもなかなか日数を35日間も確保するのは至難なことです。こうしたタイプのツアーは何社かが催行しているようで、数ヶ月に1回ぐらいの割合で、トレーラーのようなバスをリロングウェ市内で見かけます。

やはり距離感があるアフリカと日本

 3/11に発生した東北地方太平洋沖地震に関して、23日16時現在で、131の国と地域及び33の国際機関等から支援の申し入れ、義援金の寄付や物資の支援などがあり、また、世界各国・地域や国際機関からお見舞いと連帯の表明が多数寄せられています。

 世界中の方々からのお見舞いと温かいご支援にあらためて心より感謝申し上げます。

 こうした各国からの温かいご支援をいただく背景には、青年海外協力隊員などの長年の草の根活動で築かれた信頼・友情関係があると言われています。そこで実際に各国からのお見舞いや支援の表明をしている国と青年海外協力隊員の派遣実績の国との関連を見たところ次のようになりました。(3/24現在)

? 派遣実績国数 お見舞や支援を
表明している国数
アジア 19 19
大洋州 10 8
アフリカ 26 19
中東 7 7
中南米 22 21
欧州 4 4
合計 88 78

 公式にお見舞いや支援の表明がされていない10カ国のうち7カ国がアフリカとなっています。やはり距離感を感じてしまいます。現在、派遣中の協力隊の41%がアフリカに派遣されています。

 協力隊の累計派遣総数が1,000人以上の国は世界で11カ国あります、そのうちの5カ国がアフリカ(マラウイ、ケニア、タンザニア、ジンバブエ、ガーナ)にあります。しかしながら、1,000人以上の派遣実績があり公式にお見舞いや支援を表明していない国は協力隊派遣総数世界一のマラウイだけとなるようで非常に残念です。

無計画停電のマラウイ・・・

 電力需要に対して供給が足りていないマラウイでは、停電が頻発します。一応、夜間 18:00-21:00は電力分散のための計画停電がスケジュールされているようなのですが、それ以外でも頻繁に停電します。最近、自宅では夜間が多く18:30頃から概ね1-2時間程度です。

 今日は、午前中は講義&実習の予定で、講義と実習の準備が終わったので、午前9時20分に30分の休憩を入れてその後実習の段取り・・・ところが休憩中に停電・・・ その後、未だ復旧せず打ち切りです。(すでに停電して2時間経過) 失敗したのは、実習で使うプリントを配ってしまったこと。おそらく次回に半数以上に人が持ってこないでしょう。

 パソコンのバッテリーはあと1時間程度しか持たないので、このまま復旧しないようだと、場所を変えて仕事をするしかなさそうです。

NHKワールドプレミアムのノンスクランブル放送

 東日本大震災が発生直後から、NHKワールドプレミアムでは、地震の特別放送を24時間ノンスクランブルで放送していて、NHK総合で流れているニュースが契約無しでも見られるようになっていましたが、今日19日からNHK総合が通常放送に戻したのに伴い、ニュースや地震関連の特別放送以外はスクランブル放送に戻ったようです。

 無料のNHKワールドでも地震開始直後から約2日間だったと思いますが、NHK総合で流れている特別報道をそのまま流しており、同時通訳で英語放送されていましたが、二か国語放送されていたので、副音声のみにするとそのまま日本語音声を聞くことができました。

 インターネットなどでリアルに情報が取得出来るようになった時代とはいえ、途上国ではインターネット速度が遅いため動画などを見ることが難しく、リアルタイムに流れるNHKの映像は非常に貴重です。特に日本語音声の場合は、他のことをしながら、関心のある情報のみをピックアップできます。特に今回の東日本大震災は、日本人は皆さんそうだと思いますが、状況の推移をじっと今も見守っており、震災後も余震による緊急地震速報が流れると遙かアフリカの大地にいながらも非常に緊張しました。

 実は、私はこのNHKワールドプレミアムのノンスクランブル放送について、今回の震災があるまでよく知りませんでした。ウィキペディアの「NHKワールド」の項目を読んで理解しました。

 無料のNHKワールドは、2008年3月以前だったと思いますが、外国人向けの番組もあったのですが、定時のニュース(BSニュース)や夜9時のニュース(NHK総合)などは日本語でそのまま放送されており、在留邦人にとっては貴重な情報源でした。それが、2008年4月の番組改編から外国人向けの番組であることが鮮明化され、ニュース番組などは主音声では英語で放送されるようになりました。このとき、ちょうどラオスで生活をしていたのですが、ラオスで見ていたテレビは音声多重放送に対応していなくて副音声が聞けなかったので、日本語音声で聞くことができずイライラしたものです。その後、2009年2月2日にNHKワールドは再開局したようで、独自の番組編成で完全英語放送となっています。副音声で一部の番組のみ日本語音声で聞くことができます。我が家の衛星放送では、2チャンネルに分かれて設定されています。(主音声の英語チャンネル、副音声の日本語チャンネル)

 一方、NHKワールドプレミアムは、2008年9月29日からニュースなどの報道番組を中心にノンスクランブル放送を開始していたようです。これにより、NHKワールドを直接試聴できる視聴者やケーブルテレビ放送や衛星放送などでNHKプレミアムが受信できるように設定されている場合には、無料ノンスクランブル枠が受信出来ることになります。我が家ではNHKワールドが衛星テレビを通じて見ることが出来るようになっています。しかし、NHKワールドプレミアムは有料なので常時スクランブルがかかっていて見られないようになっているとずっと思っていたので、今回の震災で初めて知りました。NHKワールドプレミアムの無料で視聴できるノンスクランブル枠については、NHKのウェブサイトでも意図的に説明していないようです。まぁ、わからないでもないですが。

学生たちに東日本大震災の動画と写真

 学生たちに東日本大震災のNHKニュースなどの映像や震災時の写真などを見てもらいました。なかなか、日本が地理的に遠い国のこと、地震や津波などの経験がないため聞いてもピンと来ないところはあるかも知れませんが、映像や写真だとわかります。仙台空港が津波に襲われているところや港に並ぶたくさんの車両が一瞬にして津波に飲まれる様子には学生も驚き、被害の甚大さをイメージされやすかったのでのはないかと思います。

最近、さらに厳しいミニバスの取締り

 マラウイでは非常に交通検問が多いです。主要な県外に出るような国道ならわかるのですが、町のいたるところで頻繁に交通検問しています。最近はバスターミナルでのミニバスの検問が厳しく、まだ1?2週間前だと思いますが、2日続けて、ミニバスで乗車して出発待ちの状態だったのですが、警察がやってきて、「降りろ!」と言われて降ろされ、ミニバスに警官が乗り込んでどこかにいっちゃいました。たぶん行き先は警察署でしょう。今日もいつものように、ミニバスに乗り込み、無事出発したと思ったのですが、200-300mほど走ったところで、パトカーが後ろから追ってきて停止指示。女性警官でしたが、我々乗客を睨みつけて一言チェワ語で「降りろ!」と命令し、我々が降りた後に警官が乗り込み、たぶん警察署に連れていかれました。

 いつもながら警官の態度は非常にふてぶてしい態度で腹ただしいです。マラウイ人も警官は大嫌いのようです。 またバスターミナルまで戻ろうかとも思いましたが、急いで午前7時半までに職場に行かないといけなかったので、歩いていくことにしました。徒歩2キロ+ミニバス2キロ分の合計4キロです。朝から1時間近く歩いて疲れました。頑張ったけど10分の遅刻でした。

マラウイ、日本に関心なし

 日本で被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 マラウイの現地新聞では、週末の「The Nation Weekend」には、全く地震の情報については記載されておらず、本日の「The Nation」には、7面の国際面でロイターのニュース配信を引用する形で紙面の1/3程度使って報じています。3面の国内面では、日本にいるマラウイ人の様子について、通信事情が悪いため、facebookなどを通じてある程度把握出来たことを報じています。しかしながら、在日本マラウイ大使館では、何人のマラウイ人が被災したのかといった情報はまだ把握出来ていないと土曜日の電話によるインタビューで述べています。44面の国際スポーツ欄では、地震で日本でのスポーツイベントの多くが中止されることを報じています。しかしながら、マラウイ政府からの公式なコメント等は新聞を見る限りありません。

 現地のラジオでは地震の第一報は、すぐに報じていました。

 一般のマラウイ人は、地理的に遠いこともあり、日本に関心は全くありません。街中では相変わらず今日も出勤途上に「チャンチュー」(アジア人蔑視の表現)攻撃を受けています。職場でも「お気の毒」と一言、言われれば良い方です。これが、青年海外協力隊の方が40年間草の根活動をし、協力隊派遣総数世界一の「ウォーム・ハート・オフ・アフリカ(アフリカの温かい心)」と言われている国の現実です。残念です。

 また、在マラウイ日本大使館のHPからの在留邦人向けの情報提供等も現時点でありません。

以前活動していたことのあるラオスは、地震発生当日(3/11)にラオス首相よりお見舞い電が発出され、昨日(3/13)、ラオス政府より10万ドルの義援金をいただき、ラオス国民からも義援金を募るそうです。本当にありがとうございます。