マラウイ、日本に関心なし

 日本で被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 マラウイの現地新聞では、週末の「The Nation Weekend」には、全く地震の情報については記載されておらず、本日の「The Nation」には、7面の国際面でロイターのニュース配信を引用する形で紙面の1/3程度使って報じています。3面の国内面では、日本にいるマラウイ人の様子について、通信事情が悪いため、facebookなどを通じてある程度把握出来たことを報じています。しかしながら、在日本マラウイ大使館では、何人のマラウイ人が被災したのかといった情報はまだ把握出来ていないと土曜日の電話によるインタビューで述べています。44面の国際スポーツ欄では、地震で日本でのスポーツイベントの多くが中止されることを報じています。しかしながら、マラウイ政府からの公式なコメント等は新聞を見る限りありません。

 現地のラジオでは地震の第一報は、すぐに報じていました。

 一般のマラウイ人は、地理的に遠いこともあり、日本に関心は全くありません。街中では相変わらず今日も出勤途上に「チャンチュー」(アジア人蔑視の表現)攻撃を受けています。職場でも「お気の毒」と一言、言われれば良い方です。これが、青年海外協力隊の方が40年間草の根活動をし、協力隊派遣総数世界一の「ウォーム・ハート・オフ・アフリカ(アフリカの温かい心)」と言われている国の現実です。残念です。

 また、在マラウイ日本大使館のHPからの在留邦人向けの情報提供等も現時点でありません。

以前活動していたことのあるラオスは、地震発生当日(3/11)にラオス首相よりお見舞い電が発出され、昨日(3/13)、ラオス政府より10万ドルの義援金をいただき、ラオス国民からも義援金を募るそうです。本当にありがとうございます。