やはり距離感があるアフリカと日本

 3/11に発生した東北地方太平洋沖地震に関して、23日16時現在で、131の国と地域及び33の国際機関等から支援の申し入れ、義援金の寄付や物資の支援などがあり、また、世界各国・地域や国際機関からお見舞いと連帯の表明が多数寄せられています。

 世界中の方々からのお見舞いと温かいご支援にあらためて心より感謝申し上げます。

 こうした各国からの温かいご支援をいただく背景には、青年海外協力隊員などの長年の草の根活動で築かれた信頼・友情関係があると言われています。そこで実際に各国からのお見舞いや支援の表明をしている国と青年海外協力隊員の派遣実績の国との関連を見たところ次のようになりました。(3/24現在)

? 派遣実績国数 お見舞や支援を
表明している国数
アジア 19 19
大洋州 10 8
アフリカ 26 19
中東 7 7
中南米 22 21
欧州 4 4
合計 88 78

 公式にお見舞いや支援の表明がされていない10カ国のうち7カ国がアフリカとなっています。やはり距離感を感じてしまいます。現在、派遣中の協力隊の41%がアフリカに派遣されています。

 協力隊の累計派遣総数が1,000人以上の国は世界で11カ国あります、そのうちの5カ国がアフリカ(マラウイ、ケニア、タンザニア、ジンバブエ、ガーナ)にあります。しかしながら、1,000人以上の派遣実績があり公式にお見舞いや支援を表明していない国は協力隊派遣総数世界一のマラウイだけとなるようで非常に残念です。