象牙密輸の中国人、罪を認める

 先週の金曜日にリロングウェのカムズ国際空港で象牙密輸の容疑で逮捕された中国人男性(55)が、昨日、法廷での罪状認否で罪を認めています。一方、この男性を解放させようと、賄賂として15万クワチャを渡そうとした中国人女性(39)は、知らずにしたこととし、無実を主張しています。今週の金曜日に判決が出る予定とのことです。

 中国人男性の手荷物からは、象牙の11個の腕輪、10組の箸、6つの人を型どった骨董品、1つの指輪、10個のネックレスが見つかっています。

中部のデッサで嵐で37家屋が損壊

 先週の金曜日(1/21)にデッサで嵐で37家屋と10店舗が損壊し、4人が怪我をしたようです。

デッサは山間がある町ですので、風の通り道となり局所的に強風が吹くことがあるようです。

南ア、モザンビークの洪水被害拡大

 南アフリカ、モザンビークでの洪水被害が拡大しています。南アフリカでは33の自治体を被災地域に指定しましたが、この1ヶ月の間に死亡者が100人以上ととなっています。被害が大きいのは南アフリカの東南部に位置ずるクワズールー・ナタール州の東部のようですが、南アフリカの9州のうち8州が洪水の被害に遭っており、数千人の家が損壊しているとのことです。

 隣国のモザンビークも水位の上昇により家の全壊、損壊のため13,000人以上が被害を受けてています。

マラウイの首都リロングウェも連日雨が降っていますが、雨量はそれほど多くありません。リロングウェ川の水位もそれほど高くありません。ただ、直接的な被害がなくても南アから多くの物資を輸入していますので、今後、輸入品の価格の高騰や欠乏などが懸念されます。

中国人2名を象牙の密輸、賄賂容疑で逮捕

 1/21(金)にカムズ国際空港で、南ア航空で中国正月に帰郷しようとしていた上海建設の監督(55)と従業員(39)を象牙の密輸と賄賂の容疑で空港で逮捕しています。監督の方が約3.5キロの象牙製品を密輸しようとして逮捕されたようですが、従業員の方が彼を釈放させようと15万クワチャ(約9万円)を賄賂として警察に渡そうとしたため、彼は賄賂の容疑で逮捕されたようです。上海建設は、現在新国会議事堂の横に5つ星ホテルとカンファレンスセンターを建設している会社です。

マラウイは、台湾から中国に支援先を変更しましたが、中国人の不祥事が続いています。2009年6月にブランタイアのチレカ国際空港で、タバコのケースに39,151ドル(約350万円)を隠し持ち国外に持ち出そうとして逮捕され、50万クワチャ(約30万円)の罰金を支払っています。2009年に8月にはリロングウェのカムズ国際空港で144,000ドル(約1300万円)を持ち出そうとして逮捕されています。2010年11月には18,350ドル(約165万円)を国外に持ち出そうとして逮捕され、9万クワチャの罰金を支払っているほか、2010年9月には、マンゴチで中国人の経営している店に買い物に来た女性(25)を万引き容疑で公衆の面前で服を脱がして調べたとして強制わいせつ罪で逮捕されています。こうした中国人の不祥事が多いためか、空港でも手荷物チェックがかなり厳しく行われています。正直、ちょっと迷惑です。

火炎木(アフリカンチューリップ)が咲いています(その2)

 もう少しだけアップの写真が撮れたので掲載します。なんとなくチューリップのような形状の花が咲いているのがわかると思います。今日クロスロード方面にショッピングに行きましたが、通りからポツンポツンと点在してオレンジ色の花が見えます。

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中国正月に向けて現地新聞に特別特集記事

 2月3日の春節(中国正月)に向けて、中国本土では、28億人の大移動による帰省ラッシュが本格化したことがNHKワールドのニュースでも取り上げられていましたが、マラウイ現地英字新聞のThe Nation紙にも12面の特集紙面が折り込まれています。2月3日まではまだ1週間以上もあるのですが、中国は正月気分のようです。

 日本は青年海外協力隊の累計派遣数がマラウイが世界で一番多いそうですが、これぐらい大々的にアピールしないとダメでしょうね。攻勢をかける中国の一面を垣間見るような気がします。

MTL、USB通信機器を大幅値下げ

 インターネット通信をパソコンからするためには、ドングル(Dongle)を呼んでいるUSB通信モデムが必要となりますが、この価格を25,000MKから 5,000MKと80%ディスカウントという大幅な値下げを新聞広告で発表しています。

 ただ、一方で気になるのが、月額利用料金が、19,000MKから17,000MKと書かれていること。19,000MKは、ブランタイアで先行して展開していた高速インターネットサービスと呼ばれているものと同じ価格です。今までは、月額は13,000MKだったので、もしかしたら、従来の約2倍の速度(64-128Kbps程度から、128Kbps-256Kbps程度)になるものの、月額料金も値上げになったのかも知れません。

MTLはCDMA方式で3Gサービスの展開が遅れており、現在3Gサービスを展開しているエアテル(旧Zain)やTNM、Globeなどより回線速度が遅いものの、月額固定料金(13,000MK)で無制限で使えるのがメリットでした。通信機器は、エアテルが8,000MKと今まで一番安かったため、シェアの低下を避けるためにドングルの価格を下げて来た気がします。高速インターネットサービスと同じであれば、3Gで展開している他社と同じ速度で料金は高いものの無制限で利用出来ることになります。この辺り、ショップに行かないと正確な情報がないのが面倒なところです。

シマの食後に家族5人が死亡

 マンゴチで17日の月曜日先週の土曜日にシマ(トウコロコシ粉を水で練ったマラウイの主食)を食べた後、家族が5人が次々に死亡するという悲惨が事件が起こっています。毒殺されたのではないかと見られていますが、まだ原因は特定出来ていないようです。

(追記)今朝(01/21)のThe Nation紙にもう少し詳しく書かれており、先週の土曜日の夜にシマとおかずとして豚肉を食べ、翌朝煮たキャッサバを食べた後に様子がおかしくなったようです。死因と特定するため、小麦粉、キャッサバや飲料水などをサンプリングするとしています。

ようやく Galito’sなどがオープン

昨年の12/19にご紹介した新しく出来たリロングウェシティモール内にチキンレストランのGalito’s, アイスクリーム屋さんの Creammy Inn, ピザ屋さんの Pizza Inn, ハンバーガーショップの Steersなどがオープンしています。当初、内装工事などの状況からクリスマス前までにはオープンすると思ったのですが、想定していたより約1ヶ月遅れのオープンでした。Galito’s, Creammy Innはマラウイ初上陸だと思います。

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コーヒーショップやパスタなどが食べれるお店が出来ると嬉しいんですが、まぁとりあえず行きやすいところにレストランが増えたことはありがたいです。

マラウイ準備銀行、紙幣取扱キャンペーンの実施に

 マラウイ準備銀行は、紙幣の適切な取扱を広く国民に知らせるためのキャンペーンをまもなく開始するそうです。以前から気になっていてブログ記事にでも書こうかなと思っていたのですが、マラウイ人はお金の取扱い方が非常に雑で、ポケットに紙くずのように丸めて入れています。財布にお金を入れている人は非常に稀です。なので特に少額紙幣はボロボロで、その割にボロボロの少額紙幣は嫌うところがあります。特にミニバスと結婚式でのお金の取扱が悪いため、紙幣がボロボロになり、紙幣があっという間にダメになってしまうため、マラウイ準備銀行が業を煮やしているというところでしょうか?