アフリカネイションズカップ予選、マラウイーチェジニアはスコアレスドロー

 アフリカネイションズカップ2012の本戦出場をかけての注目の一戦だったグループKのマラウイーチェジニア戦が本日、ブランタイアのカムズスタジアムで行われ、0?0のスコアレスドローとなっています。これで、グループKは、ボツワナが本戦出場をすでに決めていますが、もう一つの枠をめぐってのマラウイとチェニジアの戦いは、最終戦までわからなくなりました。最終戦は、10/8に開催され、マラウイはチャドと、チェニジアはトーゴと戦うことになります。チェニジアとマラウイは昨年の直接対決でも2-2で引き分けており、まさに互角の戦いです。

高等裁判所、9月21日デモの禁止命令

 いまだ政府と反政府側の人権団体らとの交渉の様子は見えていないのですが、その一方で、9月21日の反政府デモを警戒して、水面下ですでに攻防が始まっているようです。ブランタイアで医学部の博士が、9月21日の抗議デモは、平和と安全を保障する措置を講じておらず、こうした抗議活動は違憲であるとして提訴していたようで、これに対して、裁判所はその訴えを認めて抗議活動を禁ずる禁止命令を出したようです。

(追記)この禁止令の前に二人の市民による別の禁止令もあるようです。最初の禁止令は、平和と安全に対する措置が講じられるまでは、デモの中止を求めるものでした。たぶん、最初の訴訟の方は、違憲かどうかまでは踏み込んでいないようです。

今後、おそらくデモ主催者側は禁止命令の無効を求めて、提訴すると思われます。途上国なのに不思議な気がしますが、英国の影響なのか裁判慣れしており、すぐに提訴します。デモ主催者側は合法的に抗議活動をしようとしているようです。7月20日のデモの際は、デモ前日に裁判所のデモ禁止命令が出たため、デモは中止することが出来ず、実施されました。警察も、名目上はこの禁止令をよりどころとし、違法行為であるとして排除しています。7月20日のデモのときは、午後になって、提訴した弁護士の資格が有効期限切れで無資格だったことが発覚し、禁止命令が無効とされ、デモ活動が強まりました。

 予定されていた8月17日のデモの際は、事前にデモの中止の禁止命令が裁判所から同様に出ており、デモの延期の背景の一つとなっていました。今回もデモが実施される場合は、事前に裁判所の中止命令があるかどうかが、デモの正当性の一つポイントとなっています。

明日の水曜日(08/31)はラマダン明けの休日

 明日の水曜日(08/31)がラマダン(断食月)明けの休日になると、政府が公示しました。

メッカの月の出が基準となるそうですが、司教がラマダン明けを宣言し、政府が公示する形になるようで、本当に直前(前日の午後とか)にならないと休日が確定しないようです。先週、イスラム教の人に聞いたけど、そのときは、まだいつかはわからないと言われました。イスラム教徒のお祝いですが、敬意を表して公休となるようです。

マラウイ大学、チャンセラー校のデモ継続

 マラウイ大学チャンセラー校の解雇された4人の講師の復職、授業の完全再開を求めるデモですが、マラウイ大学で継続して行われている模様です。

大学理事会は、先週の金曜日に緊急の会合を開催し、チャンセラー校の再度の無期限の閉鎖を決めています。そして、先週の土曜日に、土曜日の正午までに講師、学生はキャンパスから立ち去るように命じました。しかしながら、学生側は、裁判所にこの閉鎖命令の無効を求めて提訴し、裁判所は閉鎖の中止の仮命令を出していました。

マラウイ副大統領の人民党が活動開始

 マラウイ副大統領の立ち上げた人民党が、土曜日より政治活動を開始したようです。

 副大統領のジョイスバンダ女史ですが、大統領との関係が悪く、昨年の12月に与党である民主進歩党から除名されています。4月に新党を立ち上げる手続きをしましたが、6月に一度、名称に問題がある(おそらく政府側による新党立ち上げを阻止する意図)として、認可が保留にされましたが、裁判所が7月29日に党を認可するように命令を下して、正式発足しています。7月20日の反政府デモの際には、デモに先立ち異例の声明を発表しデモを支持する立場を表明したことから、政府側との対立がより鮮明となっていました。今回、(日の出の)旧国旗を掲げ、マラウイの本当の状態であるとしています。新国旗は大統領、与党が野党の反対を押し切って強引に採択したものです。高潔なイメージがあるジョイスバンダ女史は国民にも人気が高いようで、2014年の大統領選挙で、現大統領の弟であるピータームタリカ教育大臣と並んで有力候補となっているようです。

マラウイ大学チャンセラー校、再び無期限の閉鎖に

  マラウイ大学理事会は、ゾンバのマラウイ大学チャンセラー校を再び無期限の閉鎖とすることを発表し、本日(08/27)の土曜日の正午までにキャンパスから講師、学生とも立ち去るように命じました。

 この問題は泥沼化しており、マラウイのトップの大学がなかなか平常化しないため、海外の教育関係機関も事態を憂慮しています。マラウイ大学チャンセラー校は、2月に政治学の講師がチェニジアやエジプトでの反政府デモを題材として議論を行ったところ、警察側から講師に事情聴取の呼出がありました。講師側はクラス内に政府側のスパイがいること、そして、学問の自由が侵害されたとして、警察側に謝罪を求めて抗議のデモ、授業ストライキを行いました。警察側は謝罪に応じず、ムタリカ大統領、ムタリカ大統領の弟のピータームタリカ教育大臣も抗議デモの際に一部で破壊活動があったことなどを理由に、国家の安全のためということで、警察を擁護する立場をとりました。一方、大学理事会は、授業再開を求めましたが、抗議者側が応じないため、抗議デモのリーダーであった4人の講師を解雇しました。それでも騒動がおさまらないため、4月にチャンセラー校、それに同調していたブランタイアのポリテクニック校の無期限の閉鎖という強行措置をとりました。事態はこの時点で泥沼化し、双方とも裁判所に提訴したことから、法廷に論争が持ち込まれ、降着状態が続いていました。

 しかしながら、6月にムタリカ大統領が演説を行い、学問の自由は保証するとし、7月4日から授業を再開するように求めました。これをチャンセラー校、ポリテクニック校とも受け入れる方向で話が進んだと思われたのですが、おそらくポリテクニック校は再開したのですが、チャンセラー校は、大学理事会が4人の講師の解雇を撤回しないため、授業ボイコットが続き、一部のクラスのみが実施されている状況とのことでした。7月20日の反政府デモでの人権団体らが提出した請願書の中にもマラウイ大学の学問の自由と講師の解雇の撤回が要求としてあげられているようです。

 こうした中、8月17日に計画されていた反政府デモに合わせる形で、1日ずらして8月18日に学生らによる授業再開を求めての座り込みのデモが計画され、デモ実施を試みましたが、全国規模の反政府デモ自体は延期されたものの、8月17日の週のデモ活動を禁じる措置をとっていたため、警察が催涙ガスなどを使って排除しました。このため、学生は、今週(08/22)から再度デモを実施しました。デモは座り込みで日中に7日間程度予定されていましたが、3日目の水曜日に人権団体らもデモに参加し、デモの目的が(反政府デモに)変わることを警察が懸念し、再び阻止をしています。その後、木曜日に再度、デモが強行されたようで、学内の混乱が続いている中、金曜日にマラウイ大学理事会が緊急の会合を開催し、4月に続いて2回目の無期限閉鎖の強行措置をとったことになります。

 今後は、再び双方とも裁判所に提訴する姿勢を示していることから法廷論争になりそうです。また、請願書の中でも要求項目に入っていますので、政府との対話で平和的解決が図られるのが望ましいのですが、対話そのものが進展していない状況ですので、難しい状況です。

(追記)土曜日の午後に、学生組合は、閉鎖の無効を求めて裁判所に提訴し、裁判所は無効を認める仮命令を与えたようです。

マラウイ大統領、「対話か戦争か」

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今日(08/26)のネーション紙の見出しです。やっぱり、過激な見出しになってます。反政府側の人権団体らは、最悪の演説だとして非難しています。ネーション紙の社説も農業フェアでの演説が対話の手助けになっていないと論じています。国の発展のため、というゴールは両サイドとも同じはずですので、真の対話を目指してほしいと思います。今の状況は望ましくありません。

マラウイ大統領、「戦いの準備は出来ている」

 マラウイのムタリカ大統領は、ブランタイアで開催されている農業見本市の開催式典に出席し、与党支持者らの前で約10分間チェワ語による演説を行い、人権団体らの市民グループが政府との対話を拒否し続けるなら「戦いの準備」は出来ているとし、9/21に予定されている全国規模の反政府デモに対して強く牽制をしたようです

メディアの報道によっては、チェワ語による演説のため内容のニュアンスが全くわかりませんが、過激に「戦争(war)」といった言葉も使われています。今朝のデイリータイムスも、昨日のリロングウェの大統領官邸で行われた協力隊40周年記念式典での在マラウイ日本大使のインタビューを「在マラウイ日本大使が大統領に対話を促す」という見出しにしており、40周年というより、日本大使も大統領に対話の圧力をかけているといった記事になっています。デモが延期されてから1週間経ちますが、政府側、反政府側とも歩み寄っておらず、状況は改善されているとはいえず、緊張が高まっています。