マラウイ大統領、「戦いの準備は出来ている」

 マラウイのムタリカ大統領は、ブランタイアで開催されている農業見本市の開催式典に出席し、与党支持者らの前で約10分間チェワ語による演説を行い、人権団体らの市民グループが政府との対話を拒否し続けるなら「戦いの準備」は出来ているとし、9/21に予定されている全国規模の反政府デモに対して強く牽制をしたようです

メディアの報道によっては、チェワ語による演説のため内容のニュアンスが全くわかりませんが、過激に「戦争(war)」といった言葉も使われています。今朝のデイリータイムスも、昨日のリロングウェの大統領官邸で行われた協力隊40周年記念式典での在マラウイ日本大使のインタビューを「在マラウイ日本大使が大統領に対話を促す」という見出しにしており、40周年というより、日本大使も大統領に対話の圧力をかけているといった記事になっています。デモが延期されてから1週間経ちますが、政府側、反政府側とも歩み寄っておらず、状況は改善されているとはいえず、緊張が高まっています。