市民グループ、国民に3日間の自宅待機ストを呼びかけ

 市民グループは、予定されていた全国規模の反政府デモを延期しました。座り込みのデモの実施許可が警察と地区議会から下りなかったためのようです。市民グループはデモの代わりに抗議の意思表示として、国民に3日間の自宅待機ストを呼びかけています。

私たちも状況を静観するしかなさそうです。高等裁判所のデモ実施許可は下りたのですが、警察の許可が下りなかったため、安全が確保できないとして、市民グループはデモ実施の延期を決めたようです。

明日予定されていた全国規模の反政府デモは中止に

 明日予定されていた全国規模の反政府デモは、デモ主催者側がセキュリティ上の懸念に言及し、中止にしたようです。

ただ、情報が錯綜しているので、もう少し様子を見た方が良さそうです。

ブランタイアのオープンマーケットで火災

 昨日(09/19)の未明にブランタイアのマーケットで火災が発生し、全焼した模様です。犯行を自供した一人のストリートキッドが逮捕されています。

午前3時ぐらいにストリートキッドが暖をとっていた火が引火したのが原因と見られています。この前日には、リロングウェでもマーケットで火災があったようです。火災については、予定されている反政府デモとの関連で、市民活動家の家や事務所に火炎瓶が投げ込まれた事件も今月に入って2件発生しているため、そうした事件との関連性も疑われているそうですが、今のところ関連はないようです。

TNMインターネット通信ユニットを値下げ

20110901_TNMドングル値下げ 記事を書こうと思って忘れてました。TNMのインターネット通信機器(ドングル)ですが、9/1から、8000Kから6500K(3250円)に値下げしています。昨年後半から各社とも値下げをしており、かなり購入しやすくなりました。昨年の4月は、27000MK(15400円)で、日本人でも気軽に買える金額ではありませんでした。

 また、新しい料金プラン(バンドル)が出来たようで、2000MKで600MB(30日間有効)が増えました。個人的には、本格的に利用するなら、6000MKを使うべきだと思いますが、利用頻度が少ないなら、2000MKのプランもありかなと思います。プラン無しだと1MBあたり10MKと非常に割高なので、必ずプランを選択した方がいいです。プランの選択は、TNMの場合は、通信ソフトウェアのチャージコードを入力するところに、バンドルコード(*200*60#とか)を入力します。ちなみにAirtelはたぶん通信ソフトウェアからできないので、通信機器からSIMカードをはずして、携帯電話に挿入して、携帯電話からバンドルコードを入力します。ちょっと面倒です。

20110901_TNMインターネット料金表

9月21日デモは前日に司法判断

 9月21日に実施が濃厚な全国規模の反政府デモですが、高等裁判所は、前日の9月20日に前回のデモ時のデモ中止命令の効力が9月21日のデモにも適用されるかどうかを含め、司法判断を下す見込みです。

9月21日に予定されている全国規模の反政府デモは”合法的”に実施されることになるか否かが一つ焦点になっています。前回と同様にぎりぎりまで実施可否が決まらない可能性が高いようです。

初代大統領の息子と主張するジュマニ氏を大統領侮辱罪で逮捕

 マラウイ初代大統領カムズバンダ氏と血のつながりのある息子であると主張するジュマニ氏(37)がムタリカ大統領を侮辱した容疑で早朝逮捕されたようです。彼は、首都リロングウェのエリア47の大統領宅の前を横切ったときに大統領を侮辱する発言をしたとされています。

マラウイ:人権団体らによる全国規模の反政府デモは9/21に実施へ

 国連の調停による政府連絡グループと人権団体らとの話し合いが決裂したのを受けて、今日、人権団体らが、来週の水曜日(9/21)にデモを実施する予定であることを発表したようです。AFPなどの海外メディアも報じています。

7/20,21に繰り広げられた全国規模のデモでは、19人がデモ隊と警察の衝突や暴動で死亡しています。8/17には次のデモが予定されていましたが、国連の調停により、延期されていました。

天然資源大学学長を汚職容疑で逮捕

 汚職対策局は、リロングウェが本拠である天然資源大学の学長を、先週の金曜日に、学長が共同経営する会社に便宜を図りケータリング契約を行ったとして、職権乱用による汚職容疑で逮捕したようです。

9月21日の全国規模デモ実施が濃厚へ

IMG_4819 今日のネーション紙は1面で9月21日に全国規模のデモを行う可能性が高いと報じています。昨日、政府連絡グループと7月20日のデモを実施したデモ主催者らとの話し合いが物別れに終わり、行き詰っていることが報じられていましたが、市民団体らは事態の打開のために「他に選択肢が無い」としてデモを実施する方向のようです。ただし、昨日も書きましたが、他の打開策も模索している模様で、局面はなお流動的であると思われます。政府報道官は、まだ対話のドアは開かれていると述べています。

政府と市民団体らの話し合いは物別れに

 国連の調停により、8月17日に予定されていた反政府デモは直前に延期され、政府連絡グループと市民団体との話し合いが行われていましたが、進展が見られず降着状態が続き行き詰っているようで、事態の打開を図るために、話し合いを中断したようです。ネーション紙によると、NGO協議会は国連開発計画に9/12付で文書で連絡したとしています。

 1ヶ月の猶予だったので、デッドラインは9/16であると見られます。9/21に全国規模のデモを実施するか否かも含め、現時点では明らかになっていません。とはいうものの、9/21のデモ実施に対しては平和と安全に対する対策が講じられていないとのことで、裁判所は禁止命令を出しています。市民団体らも、これに対して、デモを認めないのは違憲だとして法的な対抗策を検討しているようで、こうした状況を鑑みながら来週にデモを実施するか否かを決定するものと見られます。”合法的”に実施できない場合は、政府側は武力鎮圧に再び出る可能性があります。

 ただ、今日のネーション紙の社説にも書かれていますが、”ボール”は大統領側にまだある状態です。平和的、建設的に問題解決されると信じています。