市民運動家の自宅に火炎瓶

09/02の金曜日の未明にブランタイアの市民運動家の事務所に火炎瓶が投げ込まれたばかりですが、9/11の日曜日にも南部バラカの別の市民運動家の自宅に火炎瓶が投げ込まれたようです。この市民運動家は7月20日の反政府デモの指導者の一人です。

7/16, 17にも反政府デモ(7/20)の前に民間ラジオ局ZODIAKの車両が2台が壊されたり、燃やされるといった事件がありました。

マラウイに対する渡航情報(危険情報)の発出

日本の外務省がマラウイに対する渡航情報(危険情報)を9/12付で更新して発出しています。内容的には今までの渡航情報に7月20日の反政府デモの情報などが追記されています。

マラウイは、全土が「十分注意して下さい」で、アフリカ諸国の中では、相対的に治安が良いところですが、しかしながら、東南アジアなどに比べると一桁治安が悪いように感じます。特に日本人などのアジア系はアフリカでは大変目立つこともあり、人数の割にトラブルに遭っている方が非常に多いです。人混みが多いところ、夜間、車中などでは十分な注意が必要です。

愛媛:マラウイのHIV孤児の現状のシンポジウム

  先週の土曜日(09/10)に愛媛県松山市でマラウイのHIV孤児を支援するシンポジウムが開催され、JICA関係者などが現状を報告したとのことです。

記事には、マラウイの平均寿命が39歳と書かれているのが気になります。世界銀行によると2009年のマラウイの平均寿命は53.8歳となっています。WHOは、47歳であるとしています。たしかに以前は、HIVなどの蔓延により平均寿命が下がりました。

マラウイ政府、公式ウェブサイトを訂正

 マラウイ副大統領に大統領夫人がマラウイ政府公式ウェブサイトに掲載されていた件で、政府は、本日ウェブサイトを訂正したようです。訂正前は、データベースからリストを検索して表示するようになっていましたが、pdf文書が表示されるようになっています。ただし、副大統領の掲載はありません。そして、母性保健、HIV・栄養・マラリア・結核顧問の大統領夫人が大統領の下、2番目に掲載されています。なお大統領夫人には大統領と同様に「Excellency(閣下)」の敬称が用いられています。政府報道官は、副大統領は憲法上は、その地位のままにいるものの、実質的に副大統領ではない、と述べています。一方、市民団体側は、こうした副大統領外しについて非難を表明しています。

副大統領に大統領夫人?

 マラウイボイスやマラビポストなどがマラウイ政府の公式サイト上で副大統領に大統領夫人のカリスタ女史の名前があることの真偽について、そして、現在の副大統領はジョイスバンダ女史であるはずなので、どういうことなのか憶測を呼んでいます。

http://www.malawi.gov.mw/ のサイトの上部のメニュー「Cabinet」をクリックします。表示されるリンクのCabinet List では、副大統領は表示されないので、削除されたのかな?と思ったのですが、「Office of the President and Cabinet」でサーチすると、副大統領に大統領夫人の名前が出てきます。単なるミスなのか意図なのかわかりませんが、タイミングが良くないのでいろいろと憶測を呼ぶことになっています。そもそも副大統領の名前が閣僚リストにもないこと自体が問題となっています。

タンザニア:フェリー転覆、163人死亡

 AFP通信によると、マラウイの隣国であるタンザニアで10日未明にザンジバル沖でフェリーが転覆し、少なくとも163人が死亡、100人以上が行方不明とのことです。ラマダン明けの家族連れなどが多く乗っており、定員オーバーが原因ではないかと見られています。

9月21日に向けての微妙な局面(その3)

 実は、昨日の金曜日に政府と市民グループの会合内容について記者会見があるとメディアが報じていたので、その結果を待っていたのですが、特にニュースがなかったのでどうしたのかなぁと思ったら、今日のウィークエンドネーションに状況が出ていました。

 政府連絡グループと市民団体との会合は、南部の旧首都ゾンバのサンバード・ク・チェウェ・ホテルで行われていたようです。7月20日の反政府デモで、市民団体側は20項目の請願書を政府に提出しましたが、このうちの7項目を優先的に議題にしており、さらに踏み込んで、薬不足とマラウイ大学の問題の2項目について議論が進められたようです。薬不足については、最低限の薬と医療品については3,4ヶ月分の調達の目処がつき、十分に1年分を調達するための業者も確認したとしています。また、マラウイ大学チャンセラー校については、9月15日から再開し、4人の解雇された講師の無条件の復職を認めるとして、合意しました。しかしながら、政府連絡グループは、最終意思決定ができないため、大統領に上申したところ、大統領は、薬不足問題の対応、チャンセラー校の9月15日の再開には同意したものの、チャンセラー校の4人の解雇された講師の復職は受入れない、としたことから市民団体側が大統領への不満の意思表示として政府側との共同記者会見をボイコットしたようです。今後の対話の見通しは不透明なものとなっています。

NGO協議会の代表が、なぜ大統領が大学の講師問題に関与するのか驚きだ、と述べていますが、確かにその通りです。

米国、マラウイー中国の関係を憂慮、ウィキリークス

 2011/08/30にウィキリークスにより漏らされた、2010/02/17の在マラウイ米国大使館から米国に向けての公電の内容によると、マラウイと中国の連携は、(米国との)関係に影響を与えているとしています。中国の援助は譲許的借款(援助条件の緩やかな長期低金利貸付け)であることに留意すること。また、米国と中国は、プロジェクトレベルの結びつきはなく、中国が商業分野と目立つプロジェクト(国会議事堂や国際会議場など)に重点を置いているのに対して、米国は、長期的な経済・社会の発展に重きを置いており、大きくフォーカスが異なっているとしています。こうしたことは、プロジェクト資金の流れや調達システムの透明性欠如につながり、中国人と一緒に取り組むことは非常に手腕が試されることであると述べています。

私は知らなかったのですが、マラウイの新国会議事堂も、台湾によってもともと始められていたプロジェクトだったようです。北部のカロンガ・チティパ間の88キロの道路プロジェクトは台湾が始めたのを中国が引き取ったことは知っていたのですが。マラウイは、2007年12月に台湾との国交を突然断絶し、中国との国交を樹立しました。

9月21日に向けて微妙な局面(その2)

昨日(9/8)、内閣の任命式典が新大統領官邸で行われています。内閣をスリム化したことは、市民団体らの要求に応えたかのように見えたのですが、大統領夫人を正式に内閣のメンバーに、そして、おそらく憲法上、大統領に罷免の権限がないようなので、副大統領はそのままのはずですが、内閣のリストから外して事実上更迭したりしています。政府報道官も副大統領に建設的な辞任を求めています。また、昨日の内閣の任命式典での大統領演説で、大統領は、国民に選ばれていない市民団体や野党に何ら報告する必要も義務もない、とし市民団体らの要求に屈しないと強く非難しています。

 現在、政府と市民団体らは、引き続き対話を行なっているようですが、一方で大統領が対立の姿勢も示しているため、市民団体らの反発も予想され、局面は流動的です。市民団体らは、延期された8/17から4週間以内に具体的な対応を求めていますので、期限は来週の金曜日(09/16)までとなり、猶予はあと1週間しかありません。進展が見られないと、9/21に全国規模の反政府デモが実施される可能性が高くなります。

今日もガソリン待ちの長い車列がシティセンターのガソリンスタンドで見られました。燃料不足は恒常的に6月以降続いているようです。

4つの省庁を廃止

 今回、内閣のスリム化により、4つの省庁を廃止したようです。廃止された省庁は、防衛省、経済計画・開発協力省、灌漑・水開発省、高齢者・障害者省となっています。なお、今回の内閣の人事では、前カンドド財務大臣の後任に、前観光大臣で経済、金融に詳しくないと見られるリペンガ氏を起用したことがメディアにとって想定外だったようです。メディアは、財務大臣には元財務大臣のグドール・ゴンドウェ氏が起用されると見ていたようです。グドール・ゴンドウェ氏は、今回、天然資源・エネルギー・環境省の大臣に起用されています。

大統領夫人は今回の内閣人事で公式に内閣の一員になるようです。