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リロングウェ、バスターミナル周辺は依然として厳戒態勢

 リロングウェ、バスターミナル周辺は、平常に戻っていますが、依然として厳戒態勢を保っています。今日は帰りにバスターミナル中心部からモスク側の方に抜けて左折し幹線道路を下って周囲の様子を見ながら帰りました。まず、市内の要所に複数の警察が配備されています。武装警察も数は多くありませんが配備されていいます。時々、銃や催涙弾銃を携行している警官と出勤時も帰宅時もすれ違います。一番びっくりしたのが、バスターミナル中心部にあるガソリンスタンドのところに青い車高の高い装甲車が配備されていました。まぁ、このあたりが衝突するといつも激しくやりあっているところの一つだからだと思います。危ないので確認していませんが、エリア2の内側の路地も同様に厳戒態勢だと思われます。ここも、暴動の度に激しく衝突し略奪なども発生していています。アジア系に対して、かなり反発の強いエリアです。平常時でも近づくべきではないエリアです。

 町の中の様子は、警察が多く配備されている以外は人並みや交通量などいつもと同じです。交通警察もミニバスなどの検問をいつものようにしています。もっとも路上販売者は退去させられているので、歩道が歩きやすく、アジア系に対する冷やかしや罵声といったのがほとんどないです。新聞の売り子と、Nyma on Wheel をいうホットドックの屋台は路上販売が許可されているようで、バスターミナル周辺で見かけます。Nyma on Wheel は昨年、市当局と少し揉めたんですが、きちんと路上での許可を得ているようです。

PTCスーパー、16店舗が不採算で閉店

 マラウイ全土に約100店舗を展開していたPTCスーパー(Peoples, Peoples Cash & Carry, Metro Cash & Carry)ですが、昨今の経済の悪化による業績の低迷を受けて、不採算店舗16店舗を先週までに閉店したとのことです。これにより、従業員が1,800人から1,500人に削減され、300人の雇用が失われたとしています。採算が厳しくなったのは、景気の低迷だけではなく、昨年、超緊縮財政を受けて付加価値税とは別に売上高税が導入されたためで、これが利益を圧迫してるようです。

 PTCスーパーはマラウイ人に人気のスーパーなので、閉店による物理的な不便さだけでなく、心理的なインパクトも強いと思います。PTCスーパーは昨年の7月の全国規模デモの際には略奪により、大きな損害を受けており、さらに売上高税が導入され、採算的にかなり厳しくなったようです。特に売上高税は、PTCスーパーだけなく、他店も同様でGameストアなどが撤退するのでは?という噂が度々広がる根拠になっています。採算面がかなり厳しくなったのは疑いの余地がなさそうです。

リロングウェ市内も路上販売者を排除

 今日、3週間ぶりに天気も良かったので、シティセンターの方に所用で行きました。ショップライトなどのあるオールドタウン側に行くのも月曜日の強制排除による警察と路上販売者との衝突以降で初めてでしたが、携帯電話のプリペイドカードの売り子さんたちも含め路上販売者は全て排除されたようです。例えば、ショップライト前のミニバスの乗降車スペース(メトロ前)には、たくさんの携帯電話のプリペイドカードの売り子がいましたがいませんし、ショップライト近くのナショナルバンクやスタンダードバンクの前、あるいはキボコホテル付近では商品や携帯電話のプリペイドカードを売り歩いている路上販売者がたくさんいましたが、今日は誰もいませんでした。シティセンター側も、あまりよくは見ませんでしたが、幹線道路沿いの路肩では売っていませんでした。ナショナルライブラリの向かいの路地の角やその近くにあるエアテルのオフィス前、ナショナルバンクの前では携帯電話のプリペイドカードの売り子さんがいました。

 排除された人たちは、市場で売るように指示されたようで、ショップライト前の通りをシティセンター側に少し進んだところにある野菜などの市場のところや、キボコホテル前の通りを少し登って左に折れたところにある市場のところに集まっています。

 バスターミナル周辺では、路肩で携帯電話のプレペイドカードを売っている売り子は排除されていて、バスターミナルに常設されているボックスの中でのみ許可されているようです。今日の朝は新聞売りは普通にいたのですが、これはOKなんでしょうか?

まぁ、歩道や路肩はすっきりして歩きやすくなりました。

司法ストに公務員労組が参加か?

 今日の1面でネーション紙も報じていますが、公務員労組代表が昨日の夜に司法ストを行なっている代表と会合を行い、公務員労組はストライキを支持することを表明したようです。先日、マラウイ法律協会もストライキの支持を表明しています。政府への回答期限は今日2/9としていますが、政府側は給与アップのための財源がないとして、給与アップに応じないという態度を表明しており、事態の混迷が予想されます。公務員労組自体がストに参加するかどうかはグレーのようです。

最悪のシナリオは、市民団体なども加わってゼネストに発展することです。ギリシャのゼネストが記憶に新しいところです。

リロングウェ、バスターミナル周辺は午後遅くは少し厳戒に

 帰りは午後4時半頃にバスターミナルを通過しましたが、平常で特に問題はなかったのですが、警察の数が増えて武装警察なども巡回にあたっていて、ほんの少し緊張した感じでした。複数の武装警官はリロングウェ警察からリロングウェ橋方面に向かっていたので、これから巡回に行くような感じでした。

 未確認ですがシティセンターの路上での携帯のプリペイドカード売りや新聞売りも排除されたといった話しもあったので、明日バスターミナルの方もどんな様子か確認したいと思います。今日は、新聞が遅かったからだと思っていたのですが、うまく買えなかったし、帰りも遅いからだと思っているのですが、携帯のプリペイドカード売りは見かけませんでした。

 司法職員のストライキはまだ続いているようです。明日2/9が回答期限だったと思うので、どうなることでしょう?バスターミナル周辺での衝突では、最終的に45人逮捕されたようですが、司法裁判が出来ないため、勾留し続けばならない状況のようなので、司法ストと絡んで話がこじれる可能性があります。さらに先週から国会が始まっていますが、大統領が市民団体に対して、資金を提供しているドナーに対しての説明責任と透明性の必要性を求めています。反政府活動を歪曲的に牽制しているような感じになっており、市民団体側は苛立っているようです。大統領は昨年から一貫して、公選で選ばれた政府が正しく、公選で選ばれていない市民団体は、政府に意見をする立場でないという態度をとっており、事実上対話に向い合っていません。こうした背景もあり、一部の強硬派が暴動を扇動しているのでは?と見られており、今回のではなく前回の1/19の女性への集団暴行に伴う暴動後に強硬派の市民団体のリーダーが1/24に警察に一時拘束されたときは、メディアは大きく取り上げていました。

マラウイ:暴動発生に伴う注意喚起(その2)

 日本の外務省がマラウイの今回のバスターミナル周辺(エリア1、2)での暴動(警察と路上販売者との衝突)について注意喚起を2/8付で発しています。邦人旅行者がミニバス乗車中にこの衝突に巻き込まれたとのことです。

リロングウェ、バスターミナル周辺は平常化

 今年に入って、この手の記事を書くのは、まだ1ヶ月ちょっとしか経っていないのに3回目です・・・

 リロングウェのバスターミナル周辺ですが、午前11時前後に通過しましたが、見える範囲だけですが完全に通常通りに戻っています。エリア3側からリロングウェ橋を渡って、すぐ右手にあるWULIAN、SHANG-HAI中国雑貨スーパーも通常通り営業しています。路上販売者は退去しています。一部の路上販売者は、リロングウェ橋を渡って左手に展開されているフリーマーケット入り口の路地部分に沿って売っているように見えます。この辺りの場所を提供されたのではないかと思います。バスターミナル中心部には路上販売している人は見当たりませんでした。ミニバス、タクシーとも平常通り、人並みも平常並みです。

 警察は、特に配備されている様子はなく、少数の警官がパトロールしている程度です。昨日のようなピリピリ感はありません。

 路上販売をしている人がいなくなったので、車幅が広くなり、少しだけ歩きやすくなりました。遅い時間だったのでミニバスがつかまらず職場まで自宅から4キロの道のりを歩きましたが特に危険を感じることはありませんでした。ただ、せっかく職場に到着し午後の講義準備をしようと思ったら午前11時半から停電です。せっかく一生懸命歩いて職場に来たのに・・・・ 自宅は断水しているし、どうもイマイチです。
(追記) 電気は、正午半過ぎに復旧しました。これで午後1時からの講義が出来そうです。

米国、リロングウェでの警察と露天商の衝突で注意喚起

 米国は、2/7付で2/6のリロングウェのバスターミナル周辺での露天商(路上販売者)と警察との衝突について、依然として警察が厳戒態勢を行なっていること、また、すでにアナウンスされている民間や政府関係のストライキにより今後、数週間は混乱が生じる可能性が高いことから、米国市民向けに、人々が集まっている場所を避け、不測の事態に巻き込まれないように情報収集するように注意喚起を行なっています。

 日本の外務省は、1/11付で同様の注意喚起をスポット情報として発してします。出来れば、最新の情勢を踏まえて情報を随時アップデートしてほしいです。米国は、今年に入ってから、暴動の発生する都度(1/5, 1/19, 2/7)、注意喚起をだしています。

スーダン、拉致された中国人作業員が解放される

 先月28日にスーダンで武装勢力に中国建設企業の作業員が拉致されていましたが、10日ぶりに29人が解放されたことが報じられています。ただし、襲撃された際に行方不明になっていた作業員1人は遺体で発見され、7日に中国側に引き渡されています。

KFC、マラウイに出店予定

 最近、暗い話題が多いので、何か明るいニュースがないかなと思ったら、ありました。先月12日にマラウイのメディアでも報じていたのですが、KFCが、マラウイに出店する計画があるようです。情報源はウォール・ストリート・ジャーナルのようで、2012年にマラウイのほか、アンゴラ、タンザニア、ウガンダ、ジンバブエ、コンゴ共和国、マダガスカルにオープン予定とのこと。アンゴラとマラウイでは、すでに建設工事が始まっているとのことです。KFCは、昨年、ザンビア、ガーナ、ケニアに進出しています。今年は、アフリカに新規に130店舗の出店を計画しているとのこと。

 具体的なマラウイ国内の場所の情報は見当たりませんでした。でも、リロングウェかブランタイヤですね。リロングウェだったら、リロングウェシティモール内がベストロケーションですが・・・ 両方かも知れません。南ア系の同種のファストフード店のチキンインも、それなりに人気あるので、うまくオープンすれば在住外国人やマラウイ人の富裕層などがお店に足を運びそうです。ただ、アフリカは、食材の調達が難しいとのこと。レタスとか、うまくマラウイ国内で契約栽培されるようになると品質も向上し、産業振興にもなって良い感じかもしれません。