リロングウェ、バスターミナル周辺は緊張ある静けさ

 様子を見てからの遅い出勤となりました。バスターミナル周辺は、午前9時半過ぎに通過しました。リスクを最小限にするため、リロングウェ橋を渡って、モスクのある方には進まず、すぐにWULIANと上海中国雑貨スーパーの間の通りに右折、バスターミナルに向かいました。お店はオープンする時間帯なので微妙なのですが、見える範囲にある中国系商店などは、安全のために今日も引き続きクローズしているようです。リロングウェ橋を渡ったところや右折してバスターミナル中心部のところにいつもいる路上販売者は退去しており、新聞売りとボックスを構えた携帯電話のプリペイドカードの売り子がいるぐらいです。彼らは許可されているのだと思います。催涙弾やゴム弾を携行している武装警官は数は多くありませんが、要所に配備され、巡回しています。人通りはありますが、おそらくいつもより少なめではないかと思います。ミニバスやタクシーなどは平常通りの運行だと思います。遅い時間だとミニバスが掴まりにくいのですが、今日はスムーズに乗れました。

 特に歩いている範囲で危険を感じることはありませんでした。ただ、出かける前にツイッターを見ていたら、”緊張と不安が漂う静けさを感じる”(原文は英語)というつぶやきがあったのですが、その通りだな、と思いながら歩いていました。

 今後は、昨日逮捕された42人が勾留されているとすると、彼らの釈放を求めての抗議デモや、そもそも、路上販売がというより、景気悪化による不満が蓄積されつつあるので、政府と市民団体との間の話し合いが進んでいない状況を考えると、3月末か4月に大きな抗議活動に発展する危険性が高まっています。実は、日々バスターミナルを歩いていますが、昨年7月の全国規模のデモ後、しばらくは、ガス抜きされたような感じで、私に対しての罵声がゼロではありませんが一時軽減されました。ところが、最近は、よく聞かれるようになり、そうしたことから肌で不満の高まりを感じています。

 また、昨日書き忘れたのですが、バスターミナル周辺は警戒が強化されるときは交通警察がミニバスなどへの検問をしていないです。今日もしていませんでした。こういうときは、要注意です。

とりあえず無事出勤(バスターミナルは朝は平常)

 とりあえず無事に出勤しました。不法な路上販売者は7日の猶予が与えられ昨日までに路上から退去することになっていますが、今日もバスターミナル周辺は先週と変わらず、いつも通りのようです。ミニバスも平常通りの運行です。朝が早いので、路上販売者はまだ少ないですが、天気が良いので売る準備をしています。警察とかが特に配備されているなどの様子もありません。このままだと容認することになってしまうので、今後の警察と市当局の出方を注視する必要がありそうです。

ヘビーインターネットユーザーに最適なプランは?

■ 最適プランを調べた理由

20120206_MTLバウチャー 今までMTLの24時間無制限のプランを職場で、自宅では、Globeのインターネットを使っていました。MTLの方は、6ヶ月 57,000MKのプランを使っていました。1ヶ月あたり 9,500MKとなります。MTLのプランは1ヶ月だけだと13,000MKなので、6ヶ月で購入すると27%もディスカウントされるからです。ただ、本帰国が近づいてきたので、6ヶ月プランが使えず、先月1ヶ月のバウチャーを買ったのですが、17,000MKでした。MTLは、以前はハイスピードサービスと呼んでいたらしい3G携帯電話の通信方式のEVDO方式のインターネットを17,000MK/月、従来のCDMA方式を13,000MK/月としていたのですが、最近は、どうも関係なく17,000MKに値上げをしたような気がします。というのも、バウチャーを買ったら、13,000MKのにシールが貼られて17,000MKとなっており、自宅や職場で接続を試しても、EVDO方式では接続されませんでした。新聞にも価格は17,000MKでのみ広告を出しています。写真は、19000MKになっていますが、USB通信機器がなくて初期購入する場合の価格です。わかりにくいですね。

 もともと首都リロングウェでは、EVDO方式のサービスはカバーしておらず、南部の商業都市のブランタイヤのみでの先行サービスだったので、現時点でもリロングウェではサービスしていない気がします。昨年(2011)の6月に6ヶ月バウチャーを買おうとしたときにハイスピードのサービスを使いたいといったのですが、提供していないと言われました。現在、そもそも6ヶ月プランのが買えるかどうか未確認です。

 あとMTLですが、11月下旬頃からインターネット回線が非常に遅くなりました。一時復調したのですが、結局同じで、今も非常に遅いです。これは、遅いというより、正確には、日本など遠いところのウェブサイトにアクセスするときにデータが経由中にロストしているためのようです。ロストするとダウンロードしているときは再送が発生します。なので近隣の南アフリカのサイトへのアクセスなどは比較的早いです。南アのサイトはメジャーなダウンロードサイトのミラーサイトとなっていたりします。オープンソースのOSのLinuxやインターネットブラウザのFirefoxとかです。日本だとほとんどの場合日本国内にミラーサイトがあるので、あまり気にすることはないはずです。マラウイの場合、国内にミラーサイトがないので、近隣の南アが自動的に選択されることが多いです。

■ ヘビーユーザー向けのインターネットコストの比較

 そんなわけで前置きが長くなったのですが、今月、MTLの次の1ヶ月のバウチャーの購入に躊躇し、あらためてインターネット料金を確認しました。ただ、以前と視点を変えています。私のようにインターネットをガンガンに使うヘビーユーザーの場合で調べました。メールやウェブアクセスを1日数時間するだけなら、大体月間転送量は3GB程度(100MB×30日)といったところですが、私のように終日利用して、データのダウンロードなども行うと、倍以上使うことになります。なので、各社料金プランでヘビーユーザー向けのプランをチェックしてみました。

 結果は以下の通りです。1MKは約0.5円です。

ISP MK/MB 料金プラン(転送量、有効期間、MK)
Globe 3.2 30GB 90日 99,258MK
2.7 18GB 90日 49,629MK
TNM 2.0 3GB 30日 6,000MK
Airtel 1.2 10GB 30日 12,000MK
2.0 5GB 30日 10,000MK
BURCO 1.6 30GB 90日 49,000MK


 見てもらうとわかるのですが、AirtelのAirtel Maxと呼ばれている 10GBプランが 1MBあたり 1.2MK/MBと断トツに安くなっています。次があまりメジャーではありませんが、先月末に以前の価格の約1/4と大幅に値下げしたBURCOの料金プランが1.6MK/MBです。料金プランの設定は不思議です。Airtelは、5GBプランだとTNMと同じ2MK/MBですが、10,000MKから12,000MKに2割増しの高い料金を払うと転送量は5GBから10GBと2倍となり非常にお買い得になっています。Globeの料金プランも変で、18GBプランより、30GBプランの方が割高になるという信じがたい料金設定です。BURCOは、以前は8GBで49,000MKで、高すぎて話しになりませんでした。

 というわけで、昨日、Airtelのプリペイドカードを12,000MK分(1,000MK×12枚)購入しました。ちなみに高額のプリペイドカードはAirtelのショップで買った方が無難です。街中だと高額のプリペイドカードは数枚しか持っていないことが多いですし、高額のお金のやりとりを路上でするのは危険です。私は、サンバード・リロングウェホテルの向かいのガソリンスタンド下にあるエアテルのカスタマーサービスで買いました。

■ プロバイダ、料金プランを選択する際の留意点

 ちなみに以前から書いていますが、料金プランだけ見て、いきなり高額の通信プランを選択するのは危険です。まず、

  • 基本的に自分の使いたいところ(職場や自宅など)で電波が入り通信が安定的に出来るかどうか、
  • また、数日使って安定的に利用できるかどうか、

を確認し、問題がないことを確認した上で30日以上のプランを選択した方が良いと思います。というのも、以前は、私の場合、Airtelは職場ではよく電波が入ったのですが、自宅ではほとんど入らず使い物になりませんでした。また、昨年の11月にMTLより早い回線が使いたかったので、AirtelのAirtel Weekly という1週間 200MBで700MKのプランを購入したのですが、Airtelはちょうど購入タイミングから1ヶ月以上に渡って、国際回線が不調で回線速度が遅くて全く使い物にならず、結局700MKを捨てた感じになってしまいました。

■ ちなみにMTL回線ではどれくらい転送できるのか?

 あと、参考までに24時間無制限のMTLですが、回線速度は通信状態などにより大きく変わりますが64-128Kbpsぐらいです。仮に64kbpsで30日間終日ずっと接続してダウンロードをしていたとすると、ざっくり約20GBぐらいダウンロード出来る計算になります。実際に24時間終日ということは現実的ではありません。MTLの通信ソフトウェアはデータ転送量の統計情報を保存しているので見てみると、私の場合、大体月間転送量は3-6GBぐらいで、もっとも多かった月で9GBでした。9GBのときは、終日、バックグラウンドで動画やソフトウェア(iPadやLinuxのイメージファイルなど)などをダウンロードしていました。なので、Airtelなどの場合 3G回線で 128-384Kbpsぐらいと速度が速いので、より多くのデータのダウンロードできますが、ヘビーユーザでも大体6GBぐらいで足ります。実際に、日本でインターネットプロバイダ関係者がインタビューに応えている記事を読んだとき、概ね90%以上のユーザは月間転送量は6GB以内だと言っていたように記憶しています。

■ まとめ

 まぁ、有効期間があるので、自分のインターネット利用形態に合わせて選択するしかないのですが、インターネットのヘビーユーザーでYoutubeなどの動画をよく見たり、Skypeなどをよく行うのであれば、Airtelの10GBプラン(Airtel Max)はお勧めだと思います。ただ、突然、電波が入らなくて利用出来ない、回線速度が非常に遅いなどのリスクは常にあるのでお忘れなく。あと、Airtelの場合、通信料金プランを一時的に停止させることが出来ます。*302#で一時停止、 *303#で再開です。ただし、一時停止は回数に制限があるようで2,3回のみのようです。

ものスゴいスコール、ギリギリセーフ

 昨日、今日とラッキーでした。特に今日は、帰宅後すぐにものすごいスコールです。今もすでに30分ぐらい経ちますがガンガンに降ってます。本当にバケツをひっくり返しているような感じです。もし、雨が降るのが早かったら、全身びしょ濡れで帰ってくるハメでした。夕方の遅い時間の帰りだと、バスターミナル周辺は午後5時を過ぎると危なくなってくるので、雨が弱まるのを待っていることが出来ず、強引に帰らないといけないので・・・

 ただ、雨が強いと家の雨漏りが心配です・・・

インターネットサービスで考えるマラウイクオリティ

 自宅では、Globeの無線インターネットをメインに利用しています。Globeの料金体系は、従量制+有効期限となっていて、昨日というか今日の未明に有効期限になるはずでした。まだ、データ転送量は余っているようだったので、駆け込みで2-3日前から必要なデータのダウンロードをしていました。(使わないとお金を捨てるようなものなので。)あと4-5時間で有効期限切れになると焦っていたのですが・・・ 午後8時過ぎにネットワークがダウン。そのまま有効期限切れです。Globeは順調にいけば、256-512Kbpsぐらいの速度が出るのですが、最近は速度も遅いことが多く、イライラさせられた上のダウンでした。

20120201_Globe契約書サムネイル 日本だとこうしたケースの場合は、通信料金の還付か有効期限の延長など何らかの対策がとられますが、マラウイでは想像される通り、全く何もありません。日本はサービス品質を過剰に求めすぎだと思いますが、マラウイはなさ過ぎです。ただ、非常にいやらしいのは、左の写真はGlobeの契約書のサムネイルですが、契約時には4ページに渡った長い契約書にサインさせられるのです。そして、もしこちらの過失で何かあったときは、運が悪いと裁判沙汰になります。欧米の悪い習慣だけ伝わっている気がします。

 結構、いろんなことを観察していると、質を問われることはなく形式的です。例えば、手当アップを求めたストがマラウイではよくありますが、仕事の質が議論されているのを聞くことはほとんどありません。集合住宅には警備員が常駐していますが、ただいるだけです。夜になると布団をかぶって警備小屋で堂々と寝てます。また、銀行に行くと、お金の送金の際に、送金依頼のレターが必要となります。フォーマットはフリーなので、毎回銀行担当が必要事項を全て満たしているかチェックし非効率です。さらに怖いのは、送金依頼時に身分の確認とかしません。その気になれば、第三者がサインを真似て勝手に好きなところに送金出来てしまうのです。

 などなど、いろいろ気になるのですが・・・ とりあえず自分の仕事をしています。

忍耐のいるエチオピア航空パート2(機内食)

エチオピア航空の機内食です。実は、「エチオピア航空 機内食」で検索して、このウェブサイトを訪れている方が意外と多いので参考までにアップしておきます。味は期待しない方がいいです。

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バンコクからアディスアベバの朝の軽食。

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忍耐のいるエチオピア航空パート2(TIPS)

マラウイからエチオピア航空でバンコクに行く場合に知っておくと良いことを参考までに書いておきます。

(黄熱病のイエローカードの提示が必要)※重要

 バンコクへ入国する際、タイではエチオピアが黄熱病汚染地域に指定されているため、マラウイからでもアディスアベバを経由する関係で黄熱病のイエローカードの提示が必要です。入国審査を受ける前にヘルスチェックのカウンターで質問票を提出し、出入国カードにチェック済みの押印をもらってからでないと入国が出来ません。ヘルスチェックで必要な書類は、

  • 黄熱病イエローカード(予防接種証明書)
  • 航空機の半券
  • 出入国カード(入国審査の手前でもらえる)
  • 質問表(ヘルスチェックカウンターでもらえる)

となります。エチオピア航空の機内では、バンコクの出入国カードを持っていないようなので、出入国カードを入国審査の入り口まで行き、係官からもらう必要があります。

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(携帯電話)

 エチオピアのアディスアベバの空港では、マラウイのAirtel, TNMのいずれもローミング対象外なので通話は不可能です。復路のエチオピアのアディスアベバからマラウイのリロングウェは、コンゴ民主共和国のルムンバジ経由でした。ルムンバジでは、マラウイのAirtelが利用出来ました。日本の海外通話可能なドコモの携帯電話は、エチオピア、コンゴ民主共和国のいずれでも通話可能状態でした。

 余談ですが、南アフリカのヨハネスブルクでは、マラウイのAirtelがローミング可能です。

 なぜローミングの話をするかというと、マラウイに戻ってきたときにタクシーに空港に迎えに来てもらうため、マラウイ到着前に連絡する必要があったからです。燃料不足がヒドイので直前の連絡はちょっと不安でした。

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(インターネット)

 エチオピアの空港内では、無料の無線インターネットアクセスポイントがあり利用出来ます。ただし、接続出来たり、出来なかったりと接続は不安定です。

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(時差)

 マラウイとバンコクの時差は5時間です。マラウイ、エチオピアの時差は1時間です。個人的な経験からだと時差ぼけを少しでも防ぐには、飛行機に搭乗すると同時に到着地の現地時刻に時計を合わせてしまうことをお勧めします。

忍耐のいるエチオピア航空パート2(3)

(中国人とアフリカ人)

 帰りのバンコクからアディスアベバのフライトは、前回(2011/7)はチェックインカウンターの前で買い付けたと思われる大荷物を持ったアフリカ女性と携帯電話で大声で話しているアフリカ男性に挟まれながら、普段は笑顔を絶やさないタイ人係員も笑顔を忘れてしまうような殺伐した疲れるチェックインだったのですが、今回は早めに動いたため、比較的スムーズにチェックイン出来ました。チェックイン前の待合席は、これからアフリカに出稼ぎに行くと思われる中国人の団体さんがいました。お揃いの服にお揃いのバック。バックには各自の名前が漢字で書いてあります。そしてなぜか水筒も持参。いつもながら、人数の多さに圧倒されます。また、大きな声で話していてうるさいです。ちなみに、エチオピア航空などのアフリカ系航空会社のチェックインカウンターはバンコクのスワンナプーム空港では他のお客さんの迷惑にならならないように一番端にあります。

 さて、問題は飛行機に乗り込んだときです。帰りの飛行機は、広州からのフライトでした。広州はアフリカ人住民が急増しているとのことで、6-15万人(不法が多いのでよくわからない模様)、8割が男性、7割が不法滞在らしい。こうした状況なので、広州からの飛行機は、出稼ぎ中国人と帰郷するアフリカ人ですでに一杯となっている状況です。なので、乗る時に懸念していることは、

  • 指定された座席が空いているか?
  • 手荷物がキャビネットに収納出来るか?

です。座席は空いていました。ただ近くではアフリカ人が違う席に座っているにも関わらず、「おまえが他の席に座れ。」とその席の乗客(中国人女性客)と揉めてます。幸い客室乗務員が今回は厳しく乗客を叱責して移動させてました。

 私の方は手荷物をキャビネットに入れようとしたのですが、完全に一杯で入れるところがどこにもありませんでした。機内預けにするとロストする危険性が高いです。なので、今回は旅行なので荷物は最小限にし機内持ち込みにしています。少ないものの、それなりに量(旅行バックとリュック)があります。どうしようかと途方に暮れましたが、諦めて座席の足元にバックを置くことに。前の座席下にリュックを収納しています。なので、足を荷物と荷物の間に無理突っ込んでいる状態です。係員がバンコクのゲート前で大きめのスーツケースを機内預けにしようと必死だったのは、このためだとわかったんですが、そもそも持ち込み手荷物が多すぎです。バンコクから乗ってくることもわかっているんだから、ちゃんとその分は確保してほしいものです。あと座席下におけるような荷物もキャビネットに収納させているし、毛布とかもキャビネットに収納しているので、効率的な収納になっていません。

 キャビネットの荷物は無理やり押し込んでいるので、キャビネットを開けると落下してきます。

 そして追い打ちをかけるように、乗り込んできた乗客に対して、すでに広州から乗り込んでいるアフリカ人から「出ていけ!(Get out !)」の罵声。はぁ?と思いながら、とにかく乗り込みます。とにかく客層が悪いです。

 飛行機が出発して約1時間ぐらいして、深夜の午前3時頃ですが機内食のサービス。ここで凄いのが中国人。手にカップラーメンを持っていて、お湯を客室乗務員にリクエストするために通路を歩きまわっていました。

 いやぁ、この路線だけだと信じたいけど、本当にやりたい放題です。

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<余談・・・>

 バンコクではノボテル・サイアムスクエアに宿泊していました。ホテルの朝食はインターナショナルなブッフェ形式で料理の種類も多く満足していました。各国からの宿泊客でにぎわっていました。そこに、帽子をかぶりゴルフウェアで着用したおやじグループがやってきたのですが・・・ 最初、日本人かなと思ったのですが、よく見ると韓国人です。そして、ノボテルの朝食のブッフェは種類が多くて美味しいにもかかわらず・・・ 持参したキムチとレンジで温める白ご飯を出してきて、レストランスタッフにご飯をレンジで温めるように指示です。朝食ブッフェにはパンだけでなく白ご飯もあるんですが・・・ キムチと白ご飯でいいなら部屋で食べればいいと思うですが。レストランの雰囲気は台無しです。またキムチの匂いが気になる人には耐えられないはずです。

 いやぁ、先の中国人やこうした韓国人だけが、アフリカの人とやり合えるのかなと思ってしまいました。でも、真似をしたいとはもちろん思いません。

忍耐のいるエチオピア航空パート2(2)

(意味がない搭乗順番色シール)

 ビジネスクラスの乗客や体の不自由な人、赤ちゃん連れなどが優先的に搭乗するのはもちろんですが、エチオピア航空の場合、搭乗券の確認も兼ねて、搭乗券に乗る順番別に色シールを張っています。優先搭乗のお客さん以外は、奥のお客さん(座席番号の大きい人)から先に乗せるようにしているわけです。これ自体は、非常に良い仕組みなのですが、係員がぐだぐだなので全く意味がなくなっています。

 まず、本来はゲート前で席に座る前に、先着順に搭乗券をチェックして色シールを張るべきなのですが、係員が不在。なので乗客はゲート前に座って待っているわけです。色シールは貼らないんだなぁと思っていると搭乗開始の10分ぐらい前になってようやく搭乗券チェックして色シール張りです。この順番は当然滅茶苦茶です。そして、長い行列が出来、事務処理速度が滅茶苦茶遅いので、絶対搭乗開始に間に合わないよなぁ、と思ってみていたら、案の定間に合わず搭乗開始。

 そして、ビジネスクラスからの優先搭乗です、とアナウンス。俺はビジネスクラスだ、という顔をして我先にと並ぶアフリカ人の乗客。その人の搭乗券をよく見ると、ビジネスクラスでもないし、席もエコノミー席で番号も若いので、最後の方に搭乗すべき人。結局、色シールによる搭乗順番を全く無視して早く並んだもの順での搭乗でした。


 アディスアベバからバンコクまでは、約9時間のフライトですが、今回は通路で横になって寝るような乗客もおらず、比較的快適でした。アディスアベバからは、広州行きと香港行きがほぼ同時刻(午前零時半頃)に出発し、どちらもバンコクを経由します。(ゲートを間違えそうになったので要注意です。)

 今回は、行きは、たまたま香港行きだったので、客層も比較的良かったです。隣の席の人は中国人かと思ったのですが、話をするとフィリピン人でした。つっこんだ話はしませんでしたが、コンゴ民主共和国から帰郷するようで、香港まで行き、そこからフィリピンのマニラ、そして、さらにミンダナオ島まで帰るようで、本当に気の遠くなるような旅程です。ちなみにマラウイからバンコクまでは乗り継ぎ時間も入れて約20時間です。フライト時間はリロングウェからアディスアベバまでが約4時間、アディスアベバからバンコクまでが約9時間です。

忍耐のいるエチオピア航空パート2(1)

 年末のクリスマス休暇を利用してタイ・ラオスに旅行に行きましたが、その際、再びエチオピア航空を利用しています。タイのバンコクに行くには、このエチオピア航空を利用してエチオピアのアディスアベバを経由していくか、南アフリカのヨハネスブルグを経由していくか、基本的にいずれかです。南アを経由していった方が快適なのですが、

  • フライトスケジュールの関係でヨハネスブルグで1泊しないといけないこと
  • バンコク⇔ヨハネスブルグ間の運行が毎日ではない(月・水・土)ので日程がフレキシブルに組めないこと
  • 料金が高いこと

などがあり、移動の快適さを犠牲にしてでも、料金が安く、最短時間で行くエチオピア航空を利用しようということになるのです。

さて、今回のフライトでも結構苛立つところがあったのですが、時系列にピックアップして書きたいと思います。

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(着陸後、また停止していないのに立ち上がる乗客たち)

 マラウイのリロングウェからアディスアベバ間の飛行機ですが、出発時間が15:35と遅いので、コンゴ民主共和国のルブンバシ(コンゴ南部でタンザニアに隣接)から経由してくる飛行機のはずですが、リロングウェが始発だったようで、前回(2011/06)のときのように、自分の座席がすでに占拠されていることもなくスムーズに座ることが出来ました。マラウイからの乗客はドナー関係者が多く、マラウイ人も富裕層なので、客質は良い方だと思ったのですが・・・・

 飛行機が定刻通り、エチオピアのアディスアベバに到着。着陸し飛行機が滑走路からゲート近くに停機しようとまだガンガンと走行している中、乗客たちは一斉に、客室乗務員の「座席に着席しているように」という指示を完全に無視して、機内はまだ真っ暗の中、キャビネットから荷物を出して降りる準備を始めている様子には呆れました。

 たしかに、アディスアベバ空港はハブ空港で乗客のほとんどは乗り継ぎ客で、時間的にギリギリの人もいるようですが、飛行機は定刻通りに到着しているし、係官が誘導するので慌てる必要はないはずです。ほとんど全員が立ち上がるとはびっくりです。