インターネットサービスで考えるマラウイクオリティ

 自宅では、Globeの無線インターネットをメインに利用しています。Globeの料金体系は、従量制+有効期限となっていて、昨日というか今日の未明に有効期限になるはずでした。まだ、データ転送量は余っているようだったので、駆け込みで2-3日前から必要なデータのダウンロードをしていました。(使わないとお金を捨てるようなものなので。)あと4-5時間で有効期限切れになると焦っていたのですが・・・ 午後8時過ぎにネットワークがダウン。そのまま有効期限切れです。Globeは順調にいけば、256-512Kbpsぐらいの速度が出るのですが、最近は速度も遅いことが多く、イライラさせられた上のダウンでした。

20120201_Globe契約書サムネイル 日本だとこうしたケースの場合は、通信料金の還付か有効期限の延長など何らかの対策がとられますが、マラウイでは想像される通り、全く何もありません。日本はサービス品質を過剰に求めすぎだと思いますが、マラウイはなさ過ぎです。ただ、非常にいやらしいのは、左の写真はGlobeの契約書のサムネイルですが、契約時には4ページに渡った長い契約書にサインさせられるのです。そして、もしこちらの過失で何かあったときは、運が悪いと裁判沙汰になります。欧米の悪い習慣だけ伝わっている気がします。

 結構、いろんなことを観察していると、質を問われることはなく形式的です。例えば、手当アップを求めたストがマラウイではよくありますが、仕事の質が議論されているのを聞くことはほとんどありません。集合住宅には警備員が常駐していますが、ただいるだけです。夜になると布団をかぶって警備小屋で堂々と寝てます。また、銀行に行くと、お金の送金の際に、送金依頼のレターが必要となります。フォーマットはフリーなので、毎回銀行担当が必要事項を全て満たしているかチェックし非効率です。さらに怖いのは、送金依頼時に身分の確認とかしません。その気になれば、第三者がサインを真似て勝手に好きなところに送金出来てしまうのです。

 などなど、いろいろ気になるのですが・・・ とりあえず自分の仕事をしています。