マラウイの人口は1310万人

 世界人口デー(07/11)に関連して、7/20にマラウイの人口データが報告されています。それによると2008年にマラウイの人口は、1310万人のことです。1998年が990万人であったことから年平均2.8%に人口増加率になっています。また、1964年に独立後の最初の人口調査が1966年に実施されているようですが、このときは、400万人ですので、実に3.28倍になったことになります。

 マラウイの人口分布は約半分にあたる46.6%が南部地域(全国土面積の34%)に属し、42%が中部地域(全国土面積の38%)に属し、13%が北部地域(全国土面積の28%)となっています。また、リロングウェ県には、全人口の14.5%(約190万人)が集まっているとしています。

 男女比は、男性が49%、女性が51%で約36万人女性が多いとのことです。

2009年の首都リロングウェの都市部の人口は90万人となっており、南部の商業都市ブランタイアの都市部の人口が73万人(2008年推定)とされているので、現在は、都市部の人口も、リロングウェの方がブランタイアより多くなっているようです。県全体の人口は、リロングウェが190万人、ブランタイアが100万人、ムズズ85万人、ゾンバ67万人となっています。

携帯電話料金が値上げ

 6/17からTNMの携帯電話料金が値上げされました。500Unitが700MK(約420円)から750MK(約450円)と約7%の値上げです。

マラウイを代表する携帯電話会社は、TNMとZain(ゼイン)ですが、Zainは、500Unitが800MK(約480円)ですから、値上りしてもZainよりは安いです。

停電がW杯盛り上がりに水を差す

 6/11からワールドカップが開催されていますが、マラウイでは各地で停電が頻発し、せっかくのW杯ムードに水が差された感じになっています。マラウイでは、必要される電力が300メガワットに対して、261メガワットしか供給出来ていない状態ですので、住宅密集地域などでは電気が足りなくなり停電となっているようです。

大統領がW杯トーナメント期間中の節電を求めたようですが、節電、節水といった感覚はほとんどゼロですので正直難しいと思います。あれば使い、無ければ使わないといった感じです。

同性愛カップルに恩赦

 ムタリカ大統領は、29日に同性間で婚約式を挙げたとしてわいせつ罪などに問われ、20日に裁判所からそれぞれ懲役14年に判決を言い渡されていた男性同性愛カップルに恩赦を与えています。

判決に対して欧米各国から「人権侵害」との非難が声が高く、国連事務総長からも釈放するように言われたようです。

新国会議事堂がオープン

 昨日の金曜日に新国会議事堂がオープンを大統領が宣言しています。新国会議事堂が2007年に中国政府からの 4,000万ドル(約35億円)の支援を受けて完成しています。中国はこのほか、Chitipa-Karonga道路、5つ星高級ホテル、国立スタジアム、科学技術大学の建設を約束しています。

同性愛カップルに懲役14年

 マラウイの裁判所は20日、同性間で婚約式を挙げたとしてわいせつ罪に問われた20歳と26歳の男性同性愛者のカップルにそれぞれ懲役14年の判決を言渡しています。

アフリカでは同性愛の抵抗が根強くサハラ以南の53カ国中38カ国で同性愛は違法とされているそうです。

マラウイ、新国会議事堂がオープン

 マラウイは、金曜日(2010/05/21)に新国会議事堂がオープンする予定になっています。新国会議事堂は、中国の4,000万ドル(約35億円)の支援により支援を受けて建設されています。

マドンナ、マラウイ女学校の定礎式に出席

 6日、歌手のマドンナがマラウイの首都リロングウェの郊外15キロにある彼女自身が財政支援している「レイジング・アカデミー・フォー・ガールズ(Raising Malawi Academy for Girls)」の定礎式(着工式)に出席しています。

 マドンナは、この女学校(生徒数500人)に1500万ドル(約14億円)を投じています。工事自体の着工は、建設予定地として貸し出される土地の補償問題で地元住民200人ともめ、マドンナ側から50万ドル(約4700万円)に補償金を支払って、政府が住民を強制退去させて決着しています。

 今回、マドンナは、実娘のローデスちゃんとマラウイから養子を迎えたチファンド・マーシー・ジェームズちゃんとマラウイに訪問しているそうです。

マドンナは、マラウイに滞在中は首都リロングウェの郊外にあるクンバリロッジを常宿にしているそうです。

首都リロングウェで蚊帳工場が稼働

 グローブ社の子会社であるヘルス・ネット社は、首都リロングウェで蚊帳製造工場が完成し、製造を開始したようです。蚊帳は、WHOの認証を受けているとのことで、この他、ユニセフとISOの承認手続き中とのことです。この蚊帳は日本の住友化学工業がタンザニアで製造しているオリセットネット(OlysetNet)と同等であるとしています。

サブサハラに位置するマラウイでは、依然としてマラリアの流行地域で多くの人がマラリアに罹っています。安価な蚊帳が普及し、少しでも罹る人が減るといいですね。

マラウイ大統領が個人ジェット機を秘密裏に購入

 マラウイ大統領ピング・ワ・ムタリカ大統領が1,326万ドル(約12億円)もの個人ジェット機を議会を通さずに購入しています。野党はこの問題に対して非常に激怒しています。また、英国もこの問題により、援助予算を2,200万ポンド(約29億7千万円)から1,900万ポンド(約25億6,500万円)に減らしています。

援助に頼っているのですから、いくらなんでも非常識ですね。