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「Cashgate」汚職裁判が始まる

先週、歴史的にもマラウイ史上で最悪の汚職事件と見られている「cashgate」を呼ばれている汚職事件の裁判が始まっています。全体像は依然としてわかっておらず、全容解明は難しいと見られますが、少なくとも1億ドル(約100億円)以上が不正に消えたと見られています。マラウイ最大のドナーである英国は、専門家の調査で少なくとも2,000万ドル(約20億円)の不正を確認したとしています。

マラウイの国家予算の約4割をドナーから支援で賄っています。国家歳入は1,000億円ぐらいですので、単年での汚職金額でないとはいえ、年間国家歳入の1割以上、ドナー支援金額で見る1/4以上を占める金額に相当するわけで尋常でない金額です。マラウイの汚職事件のニュースを読むといつも単位が国の規模に比べて汚職規模が大きいので、ゼロを一つ読み間違えているのでは?と不安になるぐらいです。

この汚職事件は、電算システム上の財政データを不正操作することにより搾取していた事件のようです。昨年の9/13にこの汚職を実態を解明しようとしていた予算局長の襲撃殺人未遂事件により問題が明るみとなりました。

マラウイは今年の5月に大統領選ですのが、今回のスキャンダルが大統領選にどういった影響が出るか気になるところです。まぁ、ジョイスバンダ大統領自身が悪いわけではないのですが、通貨クワチャは現大統領が2012/04に大統領就任後の翌月に変動相場制に移行してから、大きく下落し、現在は、1ドルが434MKぐらいで推移しています。これにより物価が2~3倍に高騰しており、国の実態、体力を考えると仕方がないのですが、論理的思考でなく感情的に短絡思考をしてしまうとジョイスバンダ大統領が悪いと国民が考えてしまうとことになるので厄介です。