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副大統領が昇格の見通しか?

マラウイのムタリカ大統領の死去は、政府の公式な声明を待たずに海外の主要メディアが報じたため、昨日の金曜日には、全世界で報じられています。日本のメディアも海外メディアの配信を受けて主要なメディアが報じています。今後の焦点は、副大統領のジョイスバンダ女史が大統領の憲法の定めに従って昇格するかです。ジョイスバンダ女史は、政府側から公式に死去の報告を受けて、土曜日の午後に会合を行うため、閣僚に電話でしたことが報じられています。

副大統領は、与党から除名処分を受けて、野党の人民党の党首となり、政府側と対立していました。このため、与党の民主進歩党(DPP)は、故ムタリカ大統領の後継として、弟のピーター・ムタリカ外相を推していました。大統領は、木曜日の朝に心臓発作で倒れ、リロングウェ市内のカムズ中央病院に運び込まれたときには、関係者に証言によるとすでに心肺停止状態で、治療が出来ずに死亡していたようです。しかしながら、政府は、南アフリカに緊急搬送し、政府が死亡の発表を遅らせたのは、急死により、与党側の対応がとれていないための時間稼げではないかと見られています。もちろん、政府が公式発表しなくても、国内外のメディアを通じて国民は事実を知っています。

海外の高官も、すでにジョイスバンダ女史とコンタクトをとっているようです。

与党側と野党側の権力争いに発展するのかどうか、非常に流動的な情勢です。大統領の死去に伴い、政府は国民に10日間、喪を服すことを呼びかけています。