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マラウイのムタリカ大統領、心臓発作で危篤、死亡か?

マラウイのムタリカ大統領ですが、昨日の木曜日の早朝に心臓発作で倒れ、首都リロングウェのカムズ中央病院に緊急搬送されました。海外メディアも取り上げており、危篤状態であると報じています。その後、南アフリカに緊急搬送されたようですが、一部のメディアでは、カムズ中央病院に到着したときにすでに心停止していたとも報じています。

今回の事態を受けて、マラウイの政局は大きく動きそうです。大統領が職務を遂行できない場合、副大統領が職務を遂行するのが普通ですが、マラウイの副大統領のジョイスバンダ女史は、与党から除名を受けた後に、野党として人民党を立ち上げています。このため、与党の民主進歩党(DPP)からの反対は必至です。また、大統領は先月、宗教系市民団体である社会問題委員会(PAC)らから辞任を迫られていた状況で、IMFや世銀などからは通貨切下げ要求があり、混迷しそうな気配です。私は帰国して日本にいますので、もう午後ですが、マラウイでは金曜日の朝ですから、これからもう少し詳しい情報が入ってくると思います。マラウイは金~月曜日までがキリスト教の復活祭(イースター)の休暇になるのですが、暴動などを恐れて厳戒態勢がとられるのではないかと思います。