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社会市民団体、大統領の辞職を要求

 ブランタイヤのリンベ・カトリック大聖堂で行われた宗教系の市民団体である社会問題委員会(PAC)の会合に出席していた市民団体らは、大統領に対して60日以内の辞職を要求したようです。大統領が60日以内に辞職しないのであれば、大統領は、90日以内に国民投票を呼びかけるべきであるとし、それもダメな場合は、全国規模のデモを実施するとしています。海外メディアも、このニュースを取り上げています。

今日もリロングウェ市内の要所には武装警察(機動隊)を配備していました。社会市民団体の声明の内容から判断すると、90日後というのは時期的に次のアフリカ連合首脳会議の開催がリロングウェで6/23-30の日程で予定されていますので、この会合前に全国規模のデモの実施を意図しているように見えます。今までの言動から考えると大統領が辞職したり国民投票に応じるとは考えにくく衝突する可能性が高まっている気がします。要するに、現在の経済危機に直面している中、2014年の大統領選挙まで待つ余裕はなく、国民に政権の是非を問え、と要求しているようです。仮に次回、抗議活動を行う場合、デモ行進や座り込みではなくゼネストに発展し、経済活動が麻痺する可能性が高い気がします。ただ、市民団体側は昨年9月にやはり3日間のゼネスト(自宅待機)を呼びかけましたが、このときは周知されず完全に失敗していますので、先行きは不透明です。