大統領、副大統領の辞任を求めて裁判所に提訴

 マラウイの副大統領ジョイス・バンダ女史は、昨年の12月に与党民主進歩党から除名され、今年7月に人民党を結成し、大統領と対立する野党の一角となっていますが、副大統領のポストはそのままになっています。ただ、実質副大統領の役職は遂行出来ない立場となっていることから、大統領は、憲法84条の解釈を求めて裁判所に提訴したようです。憲法では、副大統領が死亡するか、12ヶ月以上副大統領としての職務が遂行出来ない状況である場合に大統領は残りの任期に新しい副大統領を任命することができる、とされているようで、大統領は副大統領はそういった状況にある、という見解に従って裁判所に判断を求めているようです。

 大統領と副大統領の対立は根強く、昨年、大統領が、副大統領が行なっていた母子安全の顧問を大統領夫人に移譲し、副大統領としての実質的な権限は全て無くしてしまっています。今年の9月の新閣僚名簿には当然ながら副大統領の名前はなく、大統領夫人が実質的な副大統領の立場にあると見られています。しかしながら、ジョイス・バンダ女史は、副大統領のポジションにいることを強調し、対立が深まっている状況でした。