焼け跡をさまようアフリカゾウ

? 9/29付で「焼け跡をさまようアフリカゾウ」という記事が朝日新聞に掲載されています。アフリカの森林火災の実態調査で、マラウイに福山市立大学の先生が調査に訪れたとのことです。どこに調査にいったのかな、と思ったのですが中部のカスング国立公園を調査訪問した時の様子が書かれています。

 記事にも書かれていますが、カスング国立公園は、1970年までは約2,000頭の象が生息していたそうですが、現在は150頭ほどしかないそうです。昨年、私がカスング国立公園を訪れたときは、ゾウを見ることが出来ませんでした。カスング国立公園は、密猟がひどいようで、動物が人間をかなり警戒している様子でした。また、記事でも少し触れていますが、マラウイでは調理をするのに国民の9割以上が薪をつかって火で調理しています。一方、人口は2000年には約1,000万人でしたが、現在は、1,500万人と1.5倍となっています。こうしたことから森林減少が著しく、家族計画と森林保護の両面から対策を講じていかないと非常に近い将来に深刻な問題が発生することになりそうです。