チャンセラー校での授業ボイコット、他学部へ拡大の方向

 最近、新聞はずっとこの話題が1面となっていますが、ゾンバのマラウイ大学チャンセラー校で政治学の講師がエジプト、チェニジアの集団デモの原因についてのクラス内で議論したことに対して、警察から事情聴取の呼出を受けたことに、「学問の自由」が侵害されたとして約1ヶ月間、講師と学生がクラスをボイコットしていますが、火曜日にブランタイアにあるポリテクニック校がこれに同調しています。また、リロングウェ郊外にあるブンダ農業学部、リロングウェのカムズ看護学部、ブランタイアの薬学部がそれぞれ、この抗議に参加する見込みで、ブンダ農業学部が木曜日から、カムズ看護学部、薬学部は来週の月曜日から参加するための準備を進めているようです。

政府とチャンセラー校の対立から、政府とマラウイ大学全体との対立となりつつあります。別の火種が無い限り、学外に広がることはないと思いますが気になるところです。ムタリカ大統領は月曜日に授業を復帰するように命令し、大学側が拒否していますが、ムタリカ大統領が命令に際して、大学が国家転覆を図ろうとしているという趣旨の発言をして警察を支持する立場をとったため、火が広がった気がします。