財務省が架空公務員対策へ

 マラウイの16万9,000人の公務員のうち、6万8,000人が給与を口座振込みではなく、現金で受け取っているようで、財務省は、手渡しで給与を渡す職員へのチェックを強化したようです。というのも、架空の公務員を仕立てて給与を横領するといった手口が横行しているためのようです。特にひどいのが警察と教育省のようで、教育省では、4人の役人が135人の架空公務員をつくって、1ヶ月に33,000ドルも横領し、逮捕されたとのことです。

警察も教育省も会計監査での使途不明金額でも上位にいます。架空公務員だけでなく、リタイアした公務員もまだ在籍しているように見せて給与を横領したりもしているようです。記録がきちんと残る銀行口座振込みに強引にでも変更させるべきですね。
ところで、公務員給与ですが手元のデータで計算してみると、架空公務員の給与は、33,000ドル/135人=平均245ドル。あと毎月公務員給与には、45億クワチャかかると言っているので、45億クワチャ /152 = 2960万ドル、2960万ドル / 16万9,000人 = 平均175ドル、って感じになっています。