MTL、3番目の光ファイババックボーンで西アフリカに接続へ

 マラウイ電信電話会社MTLが先週の金曜日のクライアントとの会食の席上で、光ファイババックボーン回線を西アフリカ、南アフリカと接続するためにザンビアを経由してボツワナとの接続を計画していることを発表しています。西アフリカを経由してアメリカへの接続を目指すものです。現在、ザンビアのザンビア電話通信社(Zamtel)と話し合いをしているとのことです。

 先々週、MTLは会食の席上で3番目のバックボーン回線の計画があることをアナウンスしていたので、その詳細がアナウンスされた感じです。

 MTLは、2009年に国内の光ファイババックボーン回線を5500万ドルかけて整備し、モザンビークとタンザニアと接続しているようですが、モザンビーク側のバックボーンが混んでいて重いため、現在は、タンザニア側と接続しているようです。

 MTLは将来的には、東アフリカ海底ケーブル(EASSy)とSeacom海底ケーブルを通じて、世界のその他の国と接続するとしています。東アフリカ海底ケーブルは、世銀の支援を受けて2003年1月に着手され、昨年(2010)の7月から商用サービスが始まっているようで、サブサハラ以南のアフリカでは最も高速のバックボーンで3.84テラビットの2本の対ファイバーで構成されているとのことです。この海底通信ケーブルを利用すると衛星を使わずに直接ヨーロッパやアフリカにアクセスできるようです。

 以下は、先日も掲載した日本までのMTLを利用した場合の現在の接続経路です。最近、日本への接続があまりよくありません。

20110215_日本まで経路(Yahoo.co.jp-MTL)