ケープマクレア(世界自然遺産・マラウイ湖国立公園)

先日、ケープマクレアに行く機会がありました。公共の交通手段を利用して行ったので、行き方等について後日、出来れば整理して書きたいと思いますが、今回は紹介だけということで。ケープマクレアは、マラウイの中南部に位置し、マラウイ湖南端のマラウイ湖畔のリゾート地です。マラウイ湖はアフリカで3番目(世界で9番目)に大きな湖でマラウイ国土の4分の1(四国の1.5倍)を占めます。アフリカ東部を縦断する大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の南端部になります。この大地溝帯により形成された湖のため最大水深は796m(平均292m)とアフリカで2番目の深さとなっています。海抜は約500mです。マラウイ湖中部のセンガベイ付近だと湖にはまるで海のような波があるのですが、ケープマクレア周辺は波があまりなく非常に穏やかでした。

このマラウイ湖のごく一部(0.3%程度)であるこのケープマクレア半島周辺が、1980年にマラウイ湖国立公園となっており、また、1984年に世界自然遺産に指定されています。淡水湖で世界遺産に指定されたのはマラウイ湖が最初です。

マラウイ湖は、次の世界遺産基準を満たしています。

  • ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
  • 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
  • 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

ケープマクレア周辺のマラウイ湖は透明度が非常に高く景観も美しいのですが、特筆するほどの景観ではありません。リゾート地といっても非常にショボくて何もなく小さな漁村の中にゲストハウスが並んでいるといった感じになっています。このあたりは、マラウイは外貨獲得手段として観光開発をしようとしているという視点では、非常に大きな課題となっていますが、自然保全、生物多様性保全の視点では非常に助かっていると思います。


しかしながら、群を抜いているのは 生物多様性と淡水生態系で、「湖のガラパゴス諸島」と言われているほど固有種が多く、500種以上が生息していると言われています。特にカワスズメ科(シクリット)の魚の品種が多いことで有名で、そのほとんどがマラウイ湖だけに住む固有種とのことです。こうした魚たちを、ケープマクレアでは、まるで海の珊瑚礁の中の鮮やかな魚たちのように見ることが出来るのは圧巻です。このため、ダイビングやシュノーケリングなどが行われており、欧米人を中心にアクティビティを楽しんでいるのですが、残念ながら、ビルハルツ住血吸虫がいるため、湖水に触れることは避け、こうしたアクティビティはすべきではありません。湖畔では魚があまりいなくてその迫力を味わうことが出来ないので、ボートトリップのオプショナルツアーを利用して、湖畔から見える小さな島に行ってみると、魚もたくさん生息しており、透明度も高いので魚をはっきりと見ることができて、ボート上や小島の湖畔から十分に堪能出来ます。日中はボートトリップをして魚を見て楽しみ、夕方は、湖畔でビールをのみながら、まったりとサンセットを楽しむというのが、良いのではないかと思います。シーズンは、乾季の4月-10月です。

ケープマクレア

ケープマクレア

ケープマクレア

ケープマクレア

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