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一昨年のジンバブエ女子大生殺人事件の指名手配犯を南アで逮捕

 一昨年(2010)に、大きくメディアが取り上げていたジンバブエ人女子大生殺人事件で指名手配されていたマラウイ人男性が南アフリカで殺人容疑で逮捕されたようです。

 この事件は、当初、2010年8月にマラウイ大学の会計学科の2年生だった女子学生が失踪したとして報じられました。その後、2010年9月にマンゴチのロッジの床下から遺体として埋められているのが発見されました。この女子学生は、マラウイ人の既婚の男性と不倫関係にあり、妊娠したため、このことについて話し合おうとマンゴチを訪れて、毒殺されたと見られています。この容疑者の男性は、女性の遺体を埋めたあと、女性が陸路でモザンビーク、ジンバブエに移動している途中で行方不明になったように偽装工作したと見られています。当時、マラウイの出入国管理局の出入国管理記録台帳の原本に記録はなく、コピーだけに偽の記録があったようで、入国管理官に賄賂を渡して偽装工作したと見られています。また、彼女の親族は失踪当初から、この女子学生がジンバブエまでの航空券を持っていたことから、この男性が陸路でジンバブエに帰郷したという供述は嘘であると訴えていました。その後、この男性は行方をくらましており、南アフリカに身を潜めていたところを、内部告発により逮捕されたようです。