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「外貨危機、マドンナ訴訟を直撃」?

 昨日の現地英字新聞のネーション紙見出しです。気になっていたのですが、忙しかったので読むのを後回しにしていました。マドンナは、レイジングマラウイという団体を通じて、マラウイの少女のための女学校を建設する予定でしたが、2010年末にプロジェクトは頓挫しています。これは、賠償金などを払ったのに学校用地が最終的に買収出来ていなかったり、スタッフがお金を不正利用したりして、学校を建設する以前に、多くのお金が浪費されてしまい、それに憂慮したマドンナが学校建設を断念したためです。しかしながら、このプロジェクトの中止により解雇されたスタッフが、不当解雇と給与未払いで、マドンナに対して訴訟を昨年3月に起こしていました。この訴訟は昨年ずっと進んでいたのですが、最終的にマドンナ側はすでに600万クワチャ(300万円)を支払い、残りの2000万クワチャ(1000万円)を昨年末までに支払うということだったようですが、まだ支払いが完了していないということのようです。これは、外貨建ての銀行口座がないため、米国からの送金がうまく出来ないことが問題のようで、これが外貨危機の影響とネーション紙が述べています。

報道だけ見ると、1300万円で、たしか以前8人が訴訟していたように記憶しているので、仮にそうだとすると一人160万円っていうことですか・・・・ マドンナ自身の想いと全く違うところにお金が浪費されていくと思うとホントに気の毒です。結局、マラウイの子供たちには全く届いていないんですよね。