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マラウイ、AU連合首脳会合の主催国を取り止め

先日、速報で書いたのですが、7月にマラウイの首都リロングウェで予定されていたアフリカ連合首脳会合を取りやめたことを金曜日に副大統領のカチャリ氏が述べています。やはり、国際刑事裁判所(ICC)より逮捕状が出ているスーダンの大統領のAU連合首脳会合への出席が原因だったようです。スーダンのバシール大統領は、戦争責任やスーダン西部ダルフール地区での大量虐殺などにより起訴されています。しかしながら、スーダンのバシール大統領は、出席の意向を示しており、アフリカ連合の本部があるエチオピアに開催国を変更するように求めていたようです。

アフリカ連合はすでにバシール大統領の逮捕に関して国際刑事裁判所に協力しないという決議をしています。一方、マラウイはICC加盟国で逮捕する逮捕する義務があります。昨年(2011)、マラウイで開催された東南部アフリカ市場共同体(COMESA)の首脳会合でバシール大統領の出席を前政権が受け入れ、米国などから強い非難を受けてました。前政権下で冷え込んだ西側諸国との関係の修復を急ぐ新大統領バンダ氏が最も賢明な判断をしたように思います。