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バンダ大統領、内閣改造人事を4/26に発表

今週の月曜日(4/23)に急死した故ムタリカ大統領の葬儀が行われました。これを受けて内閣改造人事が本格化したようで、木曜日(4/26)に内閣改造人事が発表されています。バンダ新大統領は元は故ムタリカ大統領は同じ民主進歩党(DPP)でしたが、対立し2010/12に除名され、その後、新党の人民党をたちあげていましたので、前政権下では完全に野党でした。こうしたことから前政権下の閣僚を入れ替えています。例えば、故ムタリカ大統領の弟で外相であったピーター・ムタリカ氏は当然ながら外されています。一方で、2月に前政権下に不正逮捕されたと見られる故ムタリカ大統領の最初の司法長官で前政権下では反政府派の活動弁護士であったラルフ・カサンバラ氏を起用したり、やはり3月に政治集会をしようとして前政権下で警察側に不当に阻止されていた前大統領バキリ・ムルジの息子を経済計画・開発大臣に起用しています。

このほか、マラウイ準備銀行総裁も入れ替えています。マラウイは、昨年、世銀、IMFの構造調整プログラムに従った政策が不履行で強く非難を受けてきました。特に市場とかけ離れた通貨レートを見直し、市場に合わせ輸出力を強化させるための一層の通貨切り下げが求められています。たしか、来月にまたIMFのチームがマラウイを訪れるようなので、再び軌道に乗ることが強く期待されていると思います。