マドンナ学校の中止についてニューヨーク・タイムズに

 今年の1月にマドンナが共同創設者である慈善団体のレイジング・マラウイが、マラウイの首都リロングウェ郊外の空港近くに建設予定だった女学校の建設を断念する声明がウェブサイトとマラウイの現地新聞に発表されましたが、これについて「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューに応えたようです。

 大きくは今まで報道された内容と変わりませんが、具体的な金額が明らかになっています。国内外から約400人が通う予定だった女学校は1500万ドル(約12億円)かけて年内に建設される予定でした。マドンナ自身は、レイジングマラウイに1100万ドル(約8.8億円)の資金を提供しているようです。

 しかしながら、380万ドル(約3億円)を経費を使ったところで断念することになったとのことです。問題は経費の内訳で、大半が建築家へのデザイン料と報酬に消え、なぜかまだ未雇用の従業員の2台の車代や学校理事の自動車、住宅、オフィススペース、ゴルフ会員権などの不自然な支出も明らかになっています。

 にも関わらず、女学校建築予定地の土地の所有権も取得することが出来ず、実際の建設工事は全く着手されていない状態でした。こうした状況のため計画を断念せざるを得なかったようです。