マラウイ大統領、市民活動家に圧力

 ガバナンス問題や燃料危機とそれに伴う物価の上昇、低い教育水準、公共病院の薬欠乏などの様々な問題が山積している中、国内外から現政府に対しての批判・圧力が相次いでいますが、これに対して、日曜日に大統領はブランタイアのカムズスタジアムで彼の支持母体である民主進歩党の支援者の前でスピーチし、さらに党幹部に、こうした問題を批判している市民活動家に圧力をかけるように指示しています。BBCなど海外メディアも報じています。

 マラウイのNGOは、2/23にムタリカ大統領に請願書を提出しており、14日間の回答への猶予を設定しています。この返答期限が今週3/9になると思われますが、それに対して、大統領側が強行姿勢に出ているようです。先週の木曜日にはリロングウェの人権団体の事務所が急襲されるなどの事件も発生しており、返答期限が切れると対立が激しくなるかもしれません。燃油価格の高騰や南部でメイズの不作が予測されるなど外部環境の悪化が予想されるため楽観出来ない状況です。