マラウイ省庁で6億7500万クワチャの使途不明金

 2009/2010の会計年度の中で約6億7500万クワチャ(約4億円)の使途不明金が25省庁のうち16の省庁であったと国会で火曜日に監査報告されています。

ワーストは、

  • 障害者・高齢者省 1億4600万クワチャ(約8760万円)
  • 農業食料安全保障省 1億4450万クワチャ (約8670万円)
  • 教育技術科学省 1億クワチャ (約6000万円)
  • 運輸公共事業省 9080万クワチャ (約5448万円)

となっています。

 障害者・高齢者省は、2008/3-6にムランジェの盲学校の女子寮建設のための約7953万クワチャ(約4800万円)が目的のために正しく使われていなかったとのことです。農業省は、2008/09の会計年度に約1825万クワチャが領収書がなかったとしています。教育省は、30,000クワチャ以上の自動車の修理は、重機車両賃貸局(PVHO)に修理を出さないといけない規則らしいのですが、プライベートな自動車修理所で修理したことになっている 3400万クワチャ(約2000万円)が 2007/2008にあったとしています。運輸公共事業省は、重機車両賃貸局(PVHO)を通じての車両のリース代金 5600万クワチャと競売の車の代金 390万クワチャの合計約6000万クワチャ(約3600万円)が使途不明だとしています。

今ひとつ、使途不明とされている金額の時期と使途不明と計上しているタイミングがよくわからないのですが、まぁ、問題があるのは事実ですね。それでも、2008/2009は20億クワチャだったとのことで、改善されていると見ているようです。

印象的な政府当局のコメント、「マラウイの歳入の1/3が不正と汚職で失われる」。ため息です。