どうなるのか年金法案

 現在、マラウイでは公的年金制度の創設が議論されており、これに対してマラウイ労働組合会議(MCTU-The Malawi Congress of Trade Union)が反発し労働者約300人がクロスロードホテル前からエリア15, エリア18のロータリーを経て、大統領通りを約1時間にわたってデモ行進し、抗議デモを国会前で昨日行ったようです。当初は火曜日に予定されていましたが、警察当局により中止させられていました。日本の朝日新聞でもこのことが取り上げられており、びっくりしました。この法案では、退職年齢を女性が55歳、男性が60歳としていますが、エイズ問題や貧困問題が深刻なマラウイでは、平均年齢が50歳前後と見られており、労働者が年金保険料を支払っても大半がこの年金を受け取れないことから退職年齢を45歳に引き下げるようマラウイ労働組合会議(MCTU)は求めています。

 マラウイの労働大臣は今まではラジオ、毛布や自転車といった記念品しかもらえなかったのだから、老後が良くなる、と主張しています。