マラウイ、地熱エネルギーのポテンシャル

 国連環境計画(UNEP)と地球環境ファシリティのレポートによると大地溝帯(リフトバレー)に沿って、マラウイと周辺国であるモザンビーク、タンザニアには4,000メガワットの潜在的な地熱エネルギーがあるとしています。現在のマラウイの電気量は、300メガワット以上の需要に対して、260メガワットしか供給することが出来ておらず、日常的に停電が発生していますが、これを十分に賄うことが出来るポテンシャルです。

 マラウイは、外貨獲得をタバコなどのわずかな商品作物に頼っている状態ですが、もし、こうした地熱エネルギーが活用出来、周辺国に電気を売るようなことが出来れば、安定的に外貨を獲得出来る貴重な資源になるかも知れません。ケニアでは、すでに2015年までに1200メガワットの発電を得ることを目標にプロジェクトが始まっているようです。